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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ボクサー(1997) 私の中では最高点の映画です.アイルランドを第二の故郷と呼ぶ D. デイ=ルイスが、寡黙でストイックな役作りをすればするほど、痛いほど哀しく透けて見えてくるアイルランドに対する熱情と愛情.そして、後半の見せ物ボクシングとは好対照をなす、打たれても打たれても倒れないという、ダニー・フリンが示す戦い方.これは、歴史的に翻弄されてきた北アイルランドで培われたものであり、未だに IRA の武装解除がなされず、宗教と領土問題の強いねじれを引きずっている中で、まっとうなメッセージを投げかけてくる.この説得力は役者デイ=ルイスに負うところが大きい.ごまかしを一切せず体当たりでボクサーを演じようとした(この人はいつもそうだが)熱意が、画面から静かに確実に伝わってくるから. 10点(2003-11-02 21:23:08)《改行有》 2. ボーン・コレクター 犯人が弱い.でも同じ設定のリメイク・裏窓よりも数段上.デンゼルの迫真の演技とアンジェリーナのキュートさに点を献上.6点(2002-07-14 23:18:32) 3. ホーホケキョ となりの山田くん 封切り前から、大丈夫かなあ?という感じはあったんですが、画期的だと聞いていてもバックが白なのはどうも居心地が悪く.違和感がありました.観終わった後、全体の印象のバラバラ感があって、頭の中でまとまらない感じでした.入院したおばあさんの友人の話で、“山頭火”を出してきたところが一番印象的だったかな.5点(2001-10-21 00:19:43) 4. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ E. ワトソンもバレンボイム役もそっくりだった.でもデュ・プレは体中で歓びを表してチェロを弾いた.そこが全く描かれていないのが不満です.彼女の楽器は今ヨーヨーマが弾いています.5点(2001-05-11 00:43:16)
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