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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 僕だけがいない街 《ネタバレ》 原作既読、アニメも見ました。やはり尺の問題があっていろいろと省いているため強引さが目立つかな。前半は子役も含めた出演者の上手さで何とか出来てるけど、終盤の少年時代の悟が八代に始末されるくだりからはうーんな感じ。狡猾で邪悪な八代の狂気っぷりも薄いし及川光博なら似合いそうなのにもったいなかった。ただ、タイトルの「僕だけがいない街」に込められた思いは原作と映画それぞれで違っていて映画は映画で納得できるようになっている。まあこの自己犠牲の解釈も嫌いではないですね。雰囲気は悪くなかったので二部作にしてもうちょっと丁寧に作って欲しかった。[映画館(邦画)] 6点(2016-03-28 23:36:00) 2. ホビット/決戦のゆくえ 《ネタバレ》 原作未読。遂に完結を迎えたシリーズ最終章ですが、よくぞここまで作り上げたなあと思いますね。ニュージーランドの雄大な風景にVFXのキャラクターたちを合わせ、ここまで壮大なスケールで描けたのはピーター・ジャクソン監督の手腕のおかげだったなと思います。『ロード・オブ・ザ・リング三部作』と『ホビット三部作』で製作期間を含めたら20年ほどになりますが、お疲れさまでしたと言いたいですね。ただ、今回の最終章はかなりショートカットした印象が強いのが残念。濃密に描かれてはいるものの、アレはどうしたんだろう?という顛末が気になるモノが多く投げっ放しな印象が強いです。『旅の仲間』に繋がるシーンや、ガラドリエル、エルロンド、サルマンの戦闘はファンにはたまらないモノがあると思いますが、尊厳を取り戻すも戦死したトーリンや王国再建に向けたシーン、モノに執着した感が強いスランドゥイルも評価を下げたままだし、『王の帰還』くらいとは言いませんが、終戦後の歓喜に沸く群衆や主要キャラのその後のフォローが欲しかったな。まあホビット(ビルボ)の物語としては良いのかもしれませんが、上映時間144分とシリーズでもっとも短かかったのも解せません。なので、もう一頑張りして、とっととエクステンデッド版を編集して出していただきたいところ。敬意を表してこの点数。[映画館(字幕)] 8点(2014-12-14 01:01:17)(良:1票) 3. ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 原作未読。今回は三部作の真ん中というコトでオリジナルの設定をだいぶブチ込んでいるようなので、原作を読んでいる方も楽しめたのではないでしょうか。なによりLotRの人気キャラのレゴラスが登場しますしね。彼によるギムリに関するコメントはウケること間違いないでしょう。レゴラス参加の煽りを食って他のキャラが薄くなる言うこともなく、それぞれが特徴を活かした活躍があり、バランスも取れているし相変わらず濃密なので見応えがありました。LotRとの連携も取れているし、よくここまで物語を膨らませてくれたなと思います。原作の熱烈なファンであるピーター・ジャクソンが監督で本当に良かったですね。[映画館(字幕)] 8点(2014-03-13 21:06:11) 4. ポゼッション(2012) 《ネタバレ》 ここんトコ、描写だけ激しいホラーがたくさんありましたが、どれもエグいだけでイマイチでした。この作品は70年代オカルトホラーを思い起こさせる地味な内容と演出ですが、悪魔に憑依され徐々に侵蝕されていく少女の描き方はツボを捉えていて怖く、家族から見ると壊れていく様が哀しくもありますね、夫婦の絆が娘への愛でもどり、それで家族がまたまとまる流れも悪くないです。オチはベタですけど。[映画館(字幕)] 7点(2013-06-27 00:17:47) 5. ホビット/思いがけない冒険 原作未読。『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観を存分に発揮しているのはピーター・ジャクソン監督の手腕によるものなんだろうな。製作過程で数々の難題にブツかった本作でしたが、世界中のファンが納得できる落ち着くべきトコに落ち着いてくれて安心しましたね。トールキンの原作『指輪物語』『ホビットの冒険』への愛を感じさせてくれる内容で冒頭のホビット庄の風景と音楽でニヤニヤしちゃった方が多いのではないでしょうか。壮大な『ロード・オブ・ザ・リング』へ繋がっていくお話としてとても重要な出来事も描かれており、小ネタも多いので集中していないと損をするかも。あと2作、どんなシーンが描かれるのか楽しみです。[映画館(字幕)] 8点(2012-12-27 00:19:40) 6. ボーン・レガシー 《ネタバレ》 ジェレミー・レナーはアスリート然とした佇まいといい、面構えといい、キレのある動きといい、ボーンの新シリーズの主役としては申し分ない。ボーン三部作で見せたキレのあるアクションと臨場感抜群のカメラワークは今回も一応は観るコトができるし、ストーリーもわかりやすい。ただ、相手側首謀者との対決も無く知力を使うようなシーンもほぼ無く、送り込まれた同じ系統の暗殺者は見た目も能力もダメダメという情けなさで盛り上がりに欠ける。いかんせん薬で超人化したという設定が引っかかるな。ボーンはトレッドストーン計画で本作の主人公アーロンはアウトカム計画と違う計画ではあるが、三部作で薬の話など一言もなかったのにジェイソン・ボーンも薬を使っていたかのようなセリフもあったし、しょうもない後付け設定を考えたもんだな、と。アーロンだけならよしとするが、ボーンも一緒くたにされちゃ、これ以上ないくらい綺麗にまとまった三部作が汚された感がありますね。 名曲『Extreme Ways』もカタルシスが無いし使って欲しくなかった。[映画館(字幕)] 4点(2012-10-02 21:18:29)(良:2票) 7. HOME 愛しの座敷わらし 《ネタバレ》 原作未読。水谷豊が望んでいたというホームドラマ。家族の絆の再生がテーマとはいうものの、家族みんなが華やかで垢抜けていて悩みが無い人にしか見えないんですよね。それぞれが問題を抱えて家族がバラバラ、というようには見えづらいのは演じた俳優の持つ色なのか脚本や演出の甘さかな。 安田成美の嫁さんは夫に不満ありげだけど明るく家族を包み込む優しさがあるし、田舎暮らしに反抗する東京ではイジメにあっていたおネーちゃんもちょっと拗ねただけで素直ないい子だし。水谷豊演じる一家の主も、勝手気ままで空回り風に見えて実は家族を思い一生懸命で上部には評価されている有能社員。その有能さゆえ東京に呼び戻されるコトになりますが、東北の地で家族そろって暮らして欲しかったな。まぁ座敷童が東京まで付いて来たのは、ほんわかしましたけども、他に色々と残念なトコが目に付いた。 あの大震災後に東北で撮影をし大自然を見せてくれたのは良かったと思いますね。[映画館(邦画)] 4点(2012-07-03 00:45:00)
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