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1. ホリデイ
ベタベタで予想どうりのストーリーですが、とても楽しめる映画でラブコメの王道を
行く作品だと思います。主演二人の内、キャメロンはいつものパターンの役柄で新鮮味
は有りません。アップになると「うーん厳しいかな」と言う感じは否めませんでした。
「マスク」の頃の輝く美しさを思うと歳月の残酷さを感じます。一方ケイトは良いです!
「タイタニック」は感心せず「エニグマ」では余りの肥満体に驚き、出演作がシリアス系
が多い為か余り好きな女優さんでは有りませんでしたが、本作では感情表現・表情が豊でとても魅力的でした。さすが演技派!と感心しました。異常にスリムなキャメロンに
比べ、ケイトの体形の方が人間的・健康的で良いですね。イーライ・ウォラックが
元気でビックリしました(91歳!!)。小難しい事は考えずにほんのり楽しむ映画です。[DVD(吹替)] 7点(2007-04-24 03:15:41)《改行有》
2. ホワイト・オランダー
娘の母親離れ・自立の物語だが最後の母親との対決の場面があっさりしすぎで拍子抜け。
しかし、女優陣の演技は素晴らしい。母親役のM・ファイフアーはまさに適役(この方
一番年上なのに雰囲気が昔と変わらないのは凄い)。ロビン・ライト・ペンは嫉妬に狂う
里親で怖い(しかし彼女は老けた)。レニーは里親の中では一番まともだが弱い女性を
好演(この映画での彼女の皺が凄くて驚いた)。話題の新人A・ローマンは里親を転々と
しながら成長していく少女を実に自然な演技で表現していた。ローマンはとても小柄な
人だが、同じ小柄なN・ポートマン等に較べてより陰影のある幅広い役柄をこなせそうで
今後が非常に楽しみな女優だ。6点(2004-10-22 14:48:08)《改行有》
3. 抱擁(2002)
これは久々にじっくり見せる映画。19世紀の男女詩人の不倫とその事実を調査する現代の男女の学者の話が並行して描かれる。ことに19世紀の詩人たちの話がいい。
俳優も雰囲気ピッタリでうっとりさせる(19世紀の英国紳士の服装のダンディな事!)現代のコンビではG・バルトローは全てに薄味で魅力に乏しい人だがこの映画の雰囲気
にははまっていた。もう一方のA・エッカートは学者と言うにはちょっと体育会系だが
悪くなかった。英国の田園風景が本当に美しく、音楽も非常に格調高い。ラストのエピソードも感動的で後味良く映画を締めくくる。
邦題はこれでは意味不明、もっと他に付けようが有ったと思う。
全体として最近のドタバタしたラブコメ等とは較べるべくもない本格的な恋愛映画だ。
8点(2004-09-30 14:10:23)《改行有》
4. ボーン・コレクター
犯人が現れる迄はなかなかに面白いのだがあの男が犯人とはひどい。
原作もこうなっているのか? 最後に主人公を支えて来た看護婦が無慈悲に殺されてしまうのも後味悪し。D・ワシントンはさすがの存在感だが若干元気が有りすぎるのでは?
この映画最大の魅力はA・ジョリーだ、登場するシーンから印象深く殆どノーメークで
主人公に反撥しながらも惹かれていく警官を見事に演じて彼女の素顔の良さを印象づけている。そうして初めは頑なだった彼女がだんだん美しくなっていくのも見事に表現されており彼女の全作品のなかでもベスト3に入る演技だと思う。7点(2004-06-16 13:20:39)《改行有》
5. ポワゾン
映像は南国の雰囲気が良く出ていて良い。A・バンデラスは愛に溺れる男を演じて
適役だった。問題はヒロインのA・ジョリーでこの映画の彼女はどう見ても一瞬で
男に全てを忘れさせる美女には見えない。ジョリーは個性美あふれる女性ではあるが
だれが見ても納得する普遍的な美女では無く、この役を演じるには無理が有る。
又、ラストはいかにも取って付けた様でいただけない。6点(2004-06-16 11:18:25)《改行有》
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