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1.  ぼくのエリ 200歳の少女 《ネタバレ》 エリが現れるたびに、血なまぐさい空気が立ち込めるような錯覚に陥った。嗅覚までも支配する存在感。血が足りなくなると一気に年老いた表情になり、血を得た後は12歳の少女の顔に戻る。沈められたプールから顔を出し、きつく閉じた瞼を開けた時に見たエリは、この上なく美しかった。オスカーが彼女の為に生きる運命を受け入れた瞬間を、あのカットで共感してしまった。エリにとって、これまでの「協力者」とオスカーは異質の存在であってほしい。例えば、オスカーが最後の時を迎えたら、エリも自ら朝日を浴びることを選ぶような。でも、そうはならない行く末をひしひしと感じてしまうからこそ、列車の中の彼がどうしようもなく切なく見えるのだろう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-21 15:24:30)

2.  星をかった日 《ネタバレ》 三鷹のジブリ美術館内のシアターで鑑賞してきました。16分という短編ですが、すばらしい世界観に、冒頭から釘付けでした。胸の奥深いところにしまい込まれていた子どもの頃の感覚が、急によみがえって生きたような感覚におそわれて、とにかく心が震えました。大人の私だけでなく、10歳と6歳の息子達の心にも、とても響いたようです。この感覚を、映像として現実の世界で表現してしまう監督は、やっぱり偉大な方なんだなあとつくづく実感。短編だからこその良さもあると思うのですが、もっと掘り下げた長編も観てみたいなあ・・・。[映画館(邦画)] 10点(2009-09-23 10:54:29)

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