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1. ボヘミアン・ラプソディ
《ネタバレ》 クイーン誕生からLive Aidまでの物語が、フレディ・マーキュリーを主軸に展開していく映画です。
フレイディ・マーキュリーがあれだけ個性的で、エゴが強く、強烈なキャラなんだと率直に感じました。
ライブ・エイドはリアルタイムでテレビで見てました。
あそこに至るまで、あのような物語が隠されていたのかと思うと、とても感慨深いものがあります。
しかし、先ほどもふれたように、フレディのキャラがどうしても無理に感じてしまう。
おそらく演じたラミ・マレックのイメージがどうも、フレイディとリンクしないことが原因だと思う。
ちょうど、ラミ・マレックがフレイディよりも、私の知人にそっくりでした。
では、その知人はフレイディに似ているかというと、そうではないのです。
なので、フレディではなく友人にリンクしてしまってました(笑)
もう少し、ガッシリした体格だったら良かったな〜っ。
極めて個人的な意見で申し訳ないのですが、演じる役者はとても重要だと感じました。
あの華奢な感じと、異常にクローズアップされたゲイという設定が、尚更、目を曇らせているようにも思います。
確かにフレイディはゲイだということは、有名な話しだけど、あそこまでクローズアップする必要があったのだろうか・・・
個人的には、クイーンのほかのメンバーたちのことも、もっと知りたかった。
ブライアン・メイは自作ギターを弾き鳴らし、ギタリストとして名を馳せ、ロジャー・テイラーはある意味でフレディ以上の歌声と評され、あの「レディオ・ガ・ガ」を作ったことでも有名です。
そして、ベースのジョン・ディーコンは、電子工学の知識があり、アンプやエフェクターなども自作し、クイーンの音作りに貢献しています。
このようなことを、映画の中で観たかったのですが、ゲイがクローズアップされちゃいましたね。少し期待はずれでした。
最後の、ライブ・エイドの映像は、かなり忠実に再現されていて圧巻の感動でした。
改めて、クイーンは世界のビックバンドであり、フレディは偉大なアーティストだったと実感させてくれました。
あの時代をリアルタイムで体験したものとして、この手の映画はもっと作って欲しいです。
クイーンに乾杯!という気分です。[DVD(字幕)] 8点(2019-10-07 00:27:20)《改行有》
2. ポンペイ
《ネタバレ》 この映画の主題は「天災」だと感じました。これが監督自身が意図したものなのか図らずも結果そうなったのか分からないがそう感じました。先ず先般の「阪神・淡路大震災」と「東日本大震災」を彷彿させます。阪神・淡路大震災の時は「想定外」を連発し特に政府の震災の対応の甘さが露呈されました。そして極めつけが「東日本大震災」。これは2009年に政権が民主党となりその三年後2011年に東日本大震災が発災しました。この布石として政権が不安定になりまさかの政権交代になったわけですが政(まつりごと)乱れると天変地異が起こると昔から言われて来ております。正にこのポンペイもそのように感じます。ローマ皇帝が交代し悪行が横行していくそのスパイラルの中で人為的にはどうすることもできない天変地異が起こっていく。そしてその中で暮らす人々のドラマがあります。
日本で起こった震災も人それぞれにドラマがあったわけです。政治の乱れは民衆の政治への無関心さからもくると感じます。民主主義の弱い一面ですね。民衆が無関心になれば愚衆政治が必然的に行われるわけです。この映画を見て改めてなぜ日本で2009年に政権交代が起こってしまったのか考えさせられました。最近、鳩ポッポさんのスピーチを何度か直接聞いたことがありますがよくもまああんな精神で首相になったわとつくづく感じます。このレビューに直接関係ないかもしれませんがあの時起こった政権交代の要因はマスコミの扇動を凄く感じます。
この映画の時代背景を詳しく分かりませがローマが強靭な力を示しそれに隷属させようとしていたことが伺い知れます。そして殺し合いを見て楽しみむ。これは贅沢の極みのように感じます。住む家も満足になく食べることや飲む水にも困るような状態であればこんなことしないと思います。みんな生きることで必死になると思いますがこのような殺し合いを観覧することが民衆の楽しみになっているような状態では衣食住は満たされているんでしょうね。
「阪神・淡路大震災」を体験した方々は一様に「感謝」の大切さを身に滲みて体験したと説諭されます。それは要約すると感謝がなくなると「当たり前」になるということでした。水があって当たり前、家があって当たり前、食べ物があって当たり前、そして命があって当たり前ということです。しかし被災者はそうではなかったと言います。色々なことに対して感謝が足りなかった。そう語ります。
人と地球は一つのユニティでありその中で不自然な行いが起こると自浄作用が起こるのでは感じずにはいられません。もっと言えば不自然な行いはどこからくるのかと言えば人の思考が行動を促す訳ですからやはり人心の乱れが天変地異を起こしているとも言えます。
太陽が無ければ生態系は保たれません。水や空気が無ければ生命維持は出来ません。いくらテクノロジーが発達しインフラが整備されたと言ってもこの自然の恩恵を使い易くしているに過ぎません。この自然への恩恵を忘れてはいけないと自戒の念のを抱きました。
この映画ではせめて最後にマイロとカッシアは残して欲しかったな。せっかく仇も取って何とか逃げてきたのに死んじゃいましたね。まぁ生きるも地獄、死ぬも地獄の状況でしたけどね。
最後にこのような天変地異で亡くなられ人類に英知を授けて下さった方々に感謝と共にご冥福を祈ります。[DVD(字幕)] 7点(2017-10-29 12:21:35)《改行有》
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