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1. ボーダーライン(2015)
《ネタバレ》 ■本来、こういった麻薬問題を扱うと
話がどんどん大きくなっていって、茫漠としてしまうものだけど
一つの復讐譚に収斂させた脚本がまず良かった。
■しかし、この脚本には致命的な欠点があって、
よく言うと寓話的、悪く言うとマンガ的(こんなんありえるかいってゆう世界)。
ベニチオデルトロが超人化してしまっており、もはやゴルゴ13である。
ところどころ台詞もクサイ。
■ところが、この脚本に、この監督がうってつけなのである。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、これまでの作品でも
いわゆる寓話的な物語を現実世界にフィットさせて撮ってきた。
脚本が監督好み、得意に合っていたと思う。
遠景から近寄ってからの、カットバック多用において、
映像の捉え方、切り抜き方が良い!絵画的な切抜き方?(一枚で見ても映える)
リアリティーとファンタジーの絶妙なミックスは、この監督の特徴だと思う。
■唯一の不満を挙げると、最後のベニチオデルトロと女主人公の邂逅シーンが不要だと思う。
続編へのブリッジなのかな?[映画館(字幕)] 9点(2016-05-07 09:34:53)《改行有》
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4 | 12 | 17.65% |
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7 | 7 | 10.29% |
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8 | 6 | 8.82% |
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10 | 4 | 5.88% |
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