|
プロフィール |
コメント数 |
160 |
性別 |
男性 |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。 映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。 吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。 |
|
1. ホテル・ムンバイ
《ネタバレ》 観たのは、たまたま時間が合ったからなのだが・・・重い。あまりにも重い。
現実にあったテロ事件を、犯人達の会話の傍受記録などを元に、かなり忠実に再現した映画だと言う。
基本的には、現場になったホテルの従業員のヒーロー的行為を描いている劇映画だが
犠牲者がつぎつぎと殺害される状況をストレートに描いているので、やられる側としての感情同期がハンパでなかった。
そして、観終わって考えさせられたのが「貧しき者」が「富める者」との差を《差別》と感じてしまうこと。
「持たざる者」が「持てる者」に対し復讐を正当化してしまう、人間の「愚かしくて悲しい性質」がそこにある。
貧しくても、他人と比較さえしなければ、貧しい中の幸せを追求して日々を生きていける。
しかしテレビやネットは、他人の幸せ、贅沢な姿、格差を見せつけてくる。世界が発展すればする程に・・・
これは、私たちが忘れかけている「世界の現実、人類の現実」を擬似体験させ、警告してくれる映画。だから重い。
※怖がりな人、緊張に耐えられない人にはオススメしません。
これに比べると『ジョーカー』など、かわいいものだ。[映画館(字幕)] 7点(2019-10-28 22:33:14)(良:3票) 《改行有》
2. ボヘミアン・ラプソディ
《ネタバレ》 これは、天才アーティストを描く伝記で、音楽史で、ライブコンサートで
一人のマイノリティーの愛の物語だ。
伝説的パフォーマーの半生を描く場合、普通ならパフォーマンスシーンをどう誤魔化し
どう観客をドラマに集中させるかに苦心するが...この映画のは違っていた。
それは、フレディ・マーキュリーを現代に召喚し最高のパフォーマンスをさせること!
それは奇跡的なレベルで成功している。
蘇った伝説のバンドQueenは、神のような輝きを放って音楽を奏で、名曲創造の秘密を披露する。
さらに時を越えて・・LIVE AIDの会場へと私たちを誘いう・・・
そこで、私たちは足をふみ鳴らすのだ!
人生の炎を燃やし尽くすフレディ最後のパフォーマンスの“参加者”として。
輝きと、死と、音楽に感動する2時間15分間だった。
噂では全6曲ノーカットのLIVE AIDロングバージョンが存在するらしい... それにも期待したい。[映画館(字幕)] 8点(2018-11-14 19:37:13)(良:1票) 《改行有》
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 1 | 0.62% |
|
3 | 2 | 1.25% |
|
4 | 1 | 0.62% |
|
5 | 10 | 6.25% |
|
6 | 35 | 21.88% |
|
7 | 50 | 31.25% |
|
8 | 44 | 27.50% |
|
9 | 11 | 6.88% |
|
10 | 6 | 3.75% |
|
|
|