みんなのシネマレビュー |
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1. マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと 《ネタバレ》 マーリーの存在と家族の物語の間に有機的な繋がりが感じられず、途中から退屈を覚えた。「ただ犬がそこに存在してくれているだけで、人生はいくぶん豊かになる」と言いたかったのかも知れないけど、やっぱり映画であるからにはマーリーを軸としたヤマが欲しかった。自分自身、犬を見送った経験があり、最後しんみりはしたのだけど。評価としては5点なんだけれども、「泣きモノに動物と子供と老人は反則」ということもあるので、この点数で。[地上波(字幕)] 4点(2015-09-17 12:44:44) 2. マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 真正面からの政治ドラマを期待していたので、老耄したサッチャーの内的世界にスポットを当てた作風はちょっと肩すかしを食った。保守的なイギリスで庶民出身、女性という立場に伴う様々な苦労、政治家サッチャーと家庭人マーガレットを両立できない苦悩、それらは老耄を絡ませなければ描けないものだったのか? なんかリベラル派が多いという映画界が「庶民を虐げながら仮初めの栄光に浸ったサッチャーも、結局は独り相撲を演じていて追い落とされた末にボケ老人になってしまいましたとさ(笑)」と言っているような底意地の悪さを感じると言っては穿ちすぎか。 そもそもこういう描き方(「勝手に想像した」内的世界に基づく人物像)は、人物が完全に歴史上の人物となって初めてとられるべき手法で、あまりにも無神経さを感じ、遺族が「左翼のファンタジー」と不快感を示したというのもむべなるかなと思える。点数はメリル・ストリープの演技に全部振りたい。[地上波(字幕)] 5点(2014-03-22 14:51:32)《改行有》 3. マスター・アンド・コマンダー もの凄い金を掛けたドキュメンタリー「はたらく水兵さん」。この時代の軍艦とはこういう物で、海の上の生活とはこういう感じで、戦闘はこんな感じでやってたんですよ、という事を見せたい映画。だからまあ、別にガラパゴスで牧歌的に終わってくれても全然構わなかった。なかなか悪くなかったけども、青池保子のイギリス海軍物のマンガの方が100倍面白い。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-28 01:08:18) 4. マレーナ ラテン系の奴が「色」を持たせた映画を作ると官能的を通り過ぎて下品になる、と前から思ってたけど、トルナトーレもそうだったか・・・。12歳の少年なんて、程度の差こそあれ大体あんなもんです。妄想渦巻いてるんです。トルナトーレらしく相変わらず映像、音楽は美しかったが、オバハン連中のリンチの場面では吐き気がした。北野映画の暴力シーンより酷い。書きながら思い出すだけで胸がムカムカする。モニカ・ベルッチは色んな意味で凄い。体張ってるよ。6点(2003-10-14 06:44:36) 5. マイ・ドッグ・スキップ 久々に早送りしながら見た。何ていうかね・・・全てにおいて軽薄なんだよね。物語も、人物も、音楽も。型にはまった人物ばっかりで・・・何より主人公のウィリーがドン臭くて、自分勝手で・・・この映画で一番ムカつく人物だぞこいつは。そもそもウィリーの成長とスキップは関係ないじゃないか。それと、実話ったってもう少し脚色してくれよ。最近の実話物はベースを重視しすぎて、地味過ぎで面白くない。かなり期待して観ただけに・・・残念。3点(2003-09-26 17:48:29) 6. 魔女の宅急便(1989) 面白いけど「80年代宮崎作品」の中ではかなり地味な映画。強く心に残るものはない。でも、あの頃はみんなジジのぬいぐるみを持ってたなあ。6点(2002-11-02 10:19:52) 7. マイ・フレンド・フォーエバー 少年2人の部分は大した映画じゃないと思う。ただ、ちっちゃい方が「毒だ・・・」と呟いたときは切なかった。なんといってもラストの母親のセリフだね!あれはものすごい感動した。7点(2002-08-20 06:50:44) 8. マルコヴィッチの穴 発想の面白さのせいか、前半は面白かったけどなぁ・・・後半からどうって事のない平凡な映画になった。マルコヴィッチがマルコヴィッチの穴に入ったときの映像は圧巻だったけど。シュールな割には、あまり語ることがない。5点(2002-08-20 06:24:07)
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