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評価順12
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1.  幻の湖 《ネタバレ》 「琵琶湖は現に滋賀県に存在しており、幻でも何でもなかろうが」という私の小癪な突っ込みなど一切拒否しつつ、「トルコ風呂」「どこからともなく耳に響く謎の笛の音」「地獄の耐久マラソン」「ファントム~イーグル」「信長の妹お市」「出刃包丁」「スペースシャトル」といった素敵なタームが万華鏡の如くに散りばめられて怒涛のストーリーが見る者をぶっちぎりに突き放す。ていうか思いっっっっっっきりドン退きしますた。巨匠の全てを擲(なげう)った漢(おとこ)の散り様に敬意を表して零点を進呈しつつ平均点を大幅にsageちゃえ~。[DVD(邦画)] 0点(2007-02-23 04:33:04)(笑:1票)

2.  マジンガーZ対暗黒大将軍 《ネタバレ》 公開から30余年が経過しようとしているが、今も尚コレを超えるインパクトを有したロボットアニメは(まぁつぶさに全てのアニメを検証した訳ではないけどサ)他にあるまい。それほどまでに本作におけるマジンガーZとグレートマジンガーの交代劇は当時の児童にとって筆舌に尽くし難い衝撃的なイベントであったのだ!まずもって主役たるロボットをよくぞここまで容赦なくサディスティックに痛めつけ満身創痍にしたものだ、とスタッフの英断には感心させられる。TV放映中にも多少のピンチは幾度かあったものの、敗北や死を予感させるような危機に甲児が見舞われたことなどほぼ皆無だっただけに観る者の不安・焦燥はいかばかりかご想像いただけるかと思う。だからこそ雷鳴と共に颯爽と登場し、絶体絶命のZを救援するグレートの勇姿と縦横無尽・快刀乱麻の大活躍にも尋常ではないカタルシスが生まれる。TV版最終回のようにZが戦闘獣にやられっ放しのまま終わるのではなく、反撃に転じつつグレートに借りた剣で敵の司令官にとどめを刺すラストも配慮が見られ嬉しい。惜しむらくはグレートの操縦者・剣鉄也のCVがニヒルな低音ボイス野田圭一ではなくチョット甲高い声の田中(デビルマン)亮一だったことと、タイトルロールたる暗黒大将軍が対決など一切せず、単なる顔見せに過ぎないばかりか「余の機械獣を云々」とチョンボ発言まで犯していたこと。併せて2点マイナス。でも、理屈が先走りロボットの活躍そっちのけで小難しい鬱な人間ドラマに傾倒しがちな昨今の妙なロボットアニメなんかよりゃ、遥かに血沸き肉踊らせる”熱い”傑作であり、後代に与えたその影響は甚大であるコトは疑う余地のない事実。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-30 02:48:51)(良:1票)

3.  マッハ!!!!!!!! 《ネタバレ》 すみませんが、私も「過剰なこれ見よがしアクションシーンリプレイ大概くどいぞゴルァ」派に一票を投じます。2003年作品とはとても思えぬストーリーの1970年代香港カンフー映画的な泥臭さも含めるとブルース・リーの「ドラゴン危機一発」辺りと大して差は無いと思うので、そんなに高評価できません。尤もタイ映画はまだコレとハヌマーン(「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」)しか観ていないので余り偉そうな事は言えませんが、まぁハヌマーンよりは遥かに面白かった(比較対象がヒド杉なだけ?)のでオマケして5点進呈。緒形直人似の敵キャラとノドに穴の開いた悪の親玉は意外とイイ味出してましたね。 《追記》そういや「盗んだ仏像を返せ!」と怒りの主人公が仏像泥棒一味を懲らしめるってプロットはハヌマーンでも思いっきりありますた(そりゃもうトラウマものの残酷さ)w。仏教国タイランドの戒律を犯した者は例え味方側のサブキャラとて容赦ナッシング!ジョージが仏像の下敷きになって敢え無く最期を遂げる場面では「仏様を大切にしないヤツは死ぬべきなんだ~!」というハヌマーンの(朗らかな)台詞が聞こえてきそうな気がして怖かったすw。タイの基本的な映画製作姿勢はあの頃(ハヌマーン)と大して変わってないってコトっすか?[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-31 05:45:44)

4.  マジック 《ネタバレ》 この得点は全てアン・マーグレットの豊満な*@§♀に捧げます…。いやぁ~ええもん見せてもらいましたわ、ヘッヘッヘッヘ目の保養。他にも腹話術師と人形の葛藤やら何やらテンコ盛りでお腹一杯になれまっせ。朝吉さま、折角の新規登録なのにイキナリ下品な中年オヤジ風コメントでゴメンナサイw。7点(2004-11-04 02:12:43)(笑:1票)

5.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 冒頭のパペット場面とマルコヴィッチ内の”一人称(主観)カメラワーク”の妙とチンパンジーの回想とに各々2点ずつで計6点~!ちょっと類を見ないオリジナリティは買いたいトコロだが、いかんせん下品過ぎる…!!折角の奇抜な着想を中盤以降間接的スワップやらレズやらで台無しにしたのは実に勿体無いの一語。そもそもキャサリン・キーナー扮するマキシンが(個人的に)それほど魅力有る女性とは全く思えないので、後半の怒涛の展開にも説得力がまるで欠けているように感じて仕方がなかった。惜しい!6点(2004-10-31 03:14:48)(良:1票)

6.  マックィーンの絶対の危機(ピンチ) どうしてもマックィーンの名に惑わされがちだが、実際の作品クオリティはズバリ「しょうもない」。もしも別の三流男優がスティーブ役を演じていたら恐らくここまで語られていたかどうかすら怪しい。でも続編が出たり、リメイクが作られたりした事実からも判る通り、何か妙に捨て難い味わいがあるんだよなぁ。結構好きではあるんだが、ココは心を鬼にして5点を進呈するに止めよう。5点(2004-03-03 19:43:08)

7.  マニトウ 《ネタバレ》 こやつこそ、知る人ぞ知る怪作SFホラーの決定版!ウィリアム・ガードラー監督は直後にヘリの墜落事故で死亡したことからカルト化した趣もある。んが!んなこたぁナイ!既にお二人が看破している通り、ハッキリ言って「何じゃぁぁぁ、こりゃぁぁ!!」(松田優作風)レベルの駄作に過ぎない。何考えてんだ?ガードラー!「グリズリー」でJAWSパクリを試みて各方面から失笑を買ったホロ苦い教訓がまるで役立っていないじゃないくゎ!あまつさえ本作の終盤では「スター・ウォーズ」にあやかろうと必死である(でもショボい)。「ピクニック」「女優志願」でかつては有望視された女優スーザン・ストラスバーグの成れの果て(背中にコブ)に涙を禁じえないのでオマケして3点…。まぁ或る意味、誰にもその死を惜しまれないガードラーにも泣けるが。3点(2004-02-07 03:33:22)

8.  魔鬼雨 《ネタバレ》 典型的70年代B(C?)級オカルトホラーなんだが、顔触れが無駄に豪華。エディ・アルバートにアイダ・ルピノですぜ、ダンナ。悪魔崇拝の集団が平和な一家を襲う!しかもそのリーダーは濃過ぎる風貌、メイク不要のオヤジ、アーネスト・ボーグナインだぁぁぁぁぁぁ!!!最大の見所もバラしちゃえ~。暑苦しいオヤジのボーグナインがヤギの角を生やした悪魔に変身した上、雨に打たれて溶ける、溶ける!!何か青い汁を垂らしつつ…イヤァ結構エグいよ。B・J・トーマスの「雨にぬれても」やジーン・ケリーの「雨に唄えば」とは未来永劫相容れない悪魔崇拝集団のへたれっぷりにグッと来た…わきゃねーだろ?4点。4点(2003-11-22 01:24:05)

9.  マーズ・アタック! おたくティムが確信犯で作ったおバカSFオマージュ映画に”馬鹿馬鹿しい!”とか”ダサい”とか突っ込むのは正に彼の思う壺、だからと言って手放しに絶賛なんて到底できない。昨今の漫画家・イラストレーター・バンド等に見受けられる”ホントはめっちゃ上手いけど、ワザと下手に見せる”所謂「ヘタウマ」を狙ったのだろうが、コレじゃ単なる「ヘタヘタ」だ。バートンにはメジャーを笑いのめすオタク的マイナー根性は旺盛なようだが、SFへの愛情・センスは可成り乏しい、と見た。もしコイツがバイロン・ハスキンの「宇宙戦争」へのオマージュの積もりなら”ウォーマシン”を上回るイカス円盤を出してみろよ。そもそも持てる力を出し惜しみするかの如き「ヘタウマ」ってヤツは分野を問わず、個人的に姑息極まりないとしか思えない。それが個性ともてはやされる世の風潮も。恐らくティムは全力で取り組んだところでウォーマシンを超える秀逸なデザインのUFOなんぞ絶対に作れなかっただろう。エメリッヒと同工異曲の「未知との遭遇」マザーシップ模造品くらいが関の山だったハズ。”センス・オブ・ワンダー”に絶望的に欠けるスタッフでは。豪華キャストの湯水の如き無駄遣いを笑うようなセンスは生憎持ち合わせていないので、悪いが5点で切り捨て御免てコトで。5点(2003-11-15 00:35:25)(笑:1票) (良:1票)

10.  マジンガーZ対デビルマン 《ネタバレ》 まぁ…本作の場合”夢の競演”を素直に楽しむのが正解でしょう。ただ、余りにもマジンガーZに花を持たせ過ぎってかデビルマンいくら何でも弱過ぎw。ロボット共にぼてくり回されてます。片や(当時)TVで放送中なのに対して一方はTV放映終了だったからなんですけど。アノ扱いの差は如何なモノかと。マジンガーファンには最高!な一作ですが、デビルマンを好きな方には正直オススメ致しかねまする。よって3点マイナス♪7点(2003-10-23 04:03:45)(良:1票)

11.  マック スチュアート・ラフィルとかいうヒトが監督した「E.T.」のパクリ映画。本家の「E.T.」ですらキモかったのに、マクドナルドとタイアップした(らしい)本作のエイリアンたちのパチモン臭さときたら…!!ラストで宇宙に帰らず米市民権を得るオチも、違いを打ち出そうとした狙いは分からないでもないが、余りに陳腐過ぎて感動するどころか寧ろ呆れる。4点(2003-10-13 12:21:59)

12.  股旅 《ネタバレ》 中村錦之助辺りが主演した一連の東映任侠時代劇へのアンチテーゼとして皮肉たっぷりに市川崑が監督した異色時代劇。脚本は市川監督自身に加え詩人の谷川俊太郎もクレジットされているコトからありきたりの任侠股旅物にする積もりは微塵も無い姿勢が窺える。しかーし!ATG制作という低予算バレバレな状況では如何に天才・市川崑といえども思うように腕は振るえず、何とも侘びしい出来。「イヤ初めっからコレを狙っていたんだよ」と言われても、面白さより不景気なリアリズムを重視した本作には「だから何だ?娯楽を度外視する程の価値があった…のか??」と問い返すのみ。特に小倉一郎扮する源太がショーケン演じる黙太郎を斬り殺そうとした弾みで転げ落ち、木に頭をぶつけて呆気なく死ぬラストの脱力感&辛気臭さは…絶句!まぁ確かに異色かもしれないが、私ゃ東映の「沓掛時次郎・遊侠一匹」みたいなスタイリッシュな股旅物の方がよっぽど好きでやんす~!!6点(2003-10-12 11:11:59)(良:1票)

13.  マリリンに逢いたい  当時TVのワイドショーやニュースで取り上げられた”メス犬に逢うために海を渡る犬”を奥山和由があざとく制作し、ポルノ監督すずきじゅんいちが監督した動物モノの凡作。ストーリーが虚実入り交じっている上に、TVの本物の映像(だけ)が有する迫真性に著しく劣り、説得力に欠ける。こんなのばっか作ってるから邦画は日没状態なんだよ…!!4点。まぁ犬好きの方はおヒマならどうぞ。4点(2003-09-21 04:54:53)

14.  マクベス(1971)  御存知ウィリアム・シェークスピアの同名原作、3度目の映画化。ポランスキーの当時の心理状態(妻シャロン・テートを惨殺された)が色濃く映し出され血なまぐさいグロ場面に満ちた興味深い内容となっている。ただ…主役のマクベスを演じるジョン・フィンチとマクベス夫人役のフランセスカ・アニスが今イチ魅力に乏しく、作品をラストまで引っ張るインパクトが薄い。原作の持てるポテンシャルを最大限にまで引き出したとは言い難いので3点マイナス。7点(2003-08-15 04:35:32)

15.  真夜中のサバナ  監督に専念したイーストウッド作品なんだが…犯罪サスペンスでもなし、コメディでもなし、何とも掴み所のない不可思議な映画ではあった。ブードゥー教のバアさんがチョット面白いくらいでキューザックもスペイシーも木偶の坊過ぎてメリハリに欠けるのが致命的。まぁ5点。5点(2003-08-10 17:58:25)

16.  マクロスプラス MOVIE EDITION  変形する戦闘機と三角関係ってキー・ワードが共通するだけで旧作とはさして関連が無い続編(?)。バーチャル・アイドルのシャロン・アップルてのは「メガゾーン23」の時祭イヴのパクリみたいだが、よくよく考えてみりゃどっちも旧マクロススタッフ製作だから単なる設定の使い回しか…。触手プレイもあるよ!でも大して面白くもないので5点。5点(2003-07-21 03:34:14)

17.  マタンゴ 《ネタバレ》  原作は(海洋小説ばっかり書いてる)ウィリアム・ホープ・ホジスンの「夜の声」なんだが、当時のSF界の新進だった星新一と福島正実が大胆にアレンジし、木村武が書いたシナリオはハッキリ言って原作の百倍恐い~!!本作の肝はタイトルロールの怪物マタンゴではなく、クルージング中に遭難して極限状態に追い込まれた若者たちが堕ちて行くドロドロの餓鬼道ぶりにある。必死に理性を保とうと耐えてきた明子(演ずるは八代美紀)が遂に飢餓に負けてキノコを食べつつラリったような恍惚の表情を浮かべる場面はトラウマになりかねない程の気色悪いインパクト!バルタン星人の笑い声のルーツとなったマタンゴの不気味な声も秀逸。水野久美、久保明、小泉博、土屋嘉男ら東宝常連俳優も揃って熱演。ゴジラがお子様向けにシフトしつつあった頃に敢えてこういった異色の題材に挑戦した本多猪四郎監督&円谷英二特技監督の志の高さに…8点。でもヤッパリ余りの後味悪さに2点マイナス。 8点(2003-07-06 03:40:07)

18.  マスク(1994)  警官に”Freeze!(動くな!)”と言われて瞬間冷凍!!のシーンに笑った。ジム・キャリーの芸風は下品で嫌いなんだけど、コレはチャック・ラッセルの演出でそこそこ楽しめたカナ?6点どうぞ。6点(2003-04-13 15:17:40)(良:1票)

19.  マリアの恋人  オッ?「暴走機関車」の迷監督コンチャロフスキーの映画にしてナスターシャ・キンスキーの全盛期の作品じゃないですか。「パリ・テキサス」直前の彼女の美貌を前にしてもムラムラ来ないイ○ポ野郎を「ディア・ハンター」のへたれジョン・サベージが演じてマス。そのくせ気色悪いオバハンとはヤッちまいます。全く共感できないヘタレっぷりです。あと、スッカリ老けたロバート・ミッチャムがサベージの親父役でナカナカ渋い味がありました。でも、作品を救うには至ってません。このカントク、ニキータ・ミハルコフの兄ちゃんですが、力量は弟に比べ可成り落ちると思いました。「賢弟愚兄」ってヤツですか?ソ連にいた方が良かったカモ。 6点(2003-03-29 01:19:17)

20.  マスターズ/超空の覇者  キャノン制作だからレンタルした時点で既に地雷を踏んでいたようなモノ。リチャード・エドランドの神通力も最早コイツには効き目ナシ。「スターウォーズ」から10年経ってコレかよ…って感じ。「ロッキー4」のドラゴが何故かヒーローになっちゃってるけど似合わないって~!!チャチなC級SFが好きで好きでたまりませ~んとかいう物好きなヒト向け怪作SF映画。4点を…喰らえっっっ!!!4点(2003-03-20 04:50:54)

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