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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  マルサの女2 《ネタバレ》 シリーズ第2作で伊丹十三監督の映画の中では唯一の続編映画。前作もこの間久しぶりに見ているが、以前に何回か見ていて覚えている部分が多く懐かしさを感じながら見れた前作に対して、この続編もテレビで昔一度見ているが、あまり覚えておらず、その分では新鮮な気持ちで見る事ができた。ただ、それは良いのだが、悪役として登場するのが地上げ屋や新興宗教といったスケールの大きな敵になっていて、その上、前作に権藤(山崎努)の電話の相手として名前だけ呼ばれた漆原(中村竹弥)をはじめとした国会議員も登場し、前作よりも社会性が上がっているが、前作にあったコミカルさが薄れ、どうしてもシリアスさが増していて、爽快感もないので、続編として見てしまうと微妙なのだが、あえて前作と違うことをやろうという伊丹監督の意図は理解できるし、マルサ側が負けて終わることで後味はよくないにしても、これが現実だというリアリティを見せつけられた気がした。でも今回はマルサ側よりも敵である新興宗教側に視線のウエイトが置かれていて、前半から雰囲気が重苦しい感じがするし、マルサ側の活躍も少なく、なにやら伊丹監督自身も力んでしまってる気がする。今回の悪役である鬼沢であるが、演じるのが三国連太郎とあって前作の山崎努のような軽妙さがなく、演技自体はもちろん上手いのだが、ただの憎たらしい悪役にしか見えずそこがちょっと残念で、最終的にも生き残る展開でないほうが良かったかも。管理課長役が小林桂樹から丹波哲郎に代わっているのも前作とは別人だろうけどなにか違和感を感じるが、しかし、この課長の見せ場となるシーンは丹波哲郎だからこその迫力と貫禄がある。テーマ曲も前作のものは使っておらず、新たに書き起こされた曲になっているのが凝っているが、しっかり前作を含めたイメージを壊さず違和感のない曲になっていてこちらもお気に入りだ。(2022年10月2日更新)[DVD(邦画)] 6点(2024-03-26 13:09:15)

2.  マルサの女 《ネタバレ》 伊丹十三監督と聞いて真っ先に思い浮かぶ本作(ちなみに俳優としてすぐ思い浮かぶのは「家族ゲーム」。)もかなり久しぶりに見たが、やっぱりストーリーテリングがしっかりしていて面白いし、例のテーマ音楽を聴くだけでワクワクできる。一般的にこのあたりから伊丹監督の映画に社会派的要素が加わったと言われているみたいだけど、きちんと社会性と娯楽性を両立させているのが上手いし、権藤(山崎努)をはじめとした脱税者たちと板倉亮子(宮本信子)らマルサとの戦いがスリリングに描かれていて最後まで飽きさせることなく楽しめるのが良い。いかにもバブル真っただ中の映画なのだが、そのことも含めてこの時代ならではのリアリティーというものがよく出てて、まさしく時代に合った映画だったのだろうと感じるし、伊丹監督のその時代を読み解く力のすごさというものを改めて感じることができる。登場する脱税者は曲者揃いだが、やはり伊東四朗演じるパチンコ屋の社長と絵沢萌子演じる特殊関係人のエピソードはそれぞれのキャラクターのインパクトもあって今見ても印象に残る。権藤も完全に悪というふうにはなっていないのも良かった。(この役名の人物を山崎努に演じさせているあたりはおそらく「天国と地獄」のオマージュだろう。)そしてラストの夕焼けを背にした板倉と権藤のやり取りはいつ見ても痺れる。(2022年9月25日更新)[DVD(邦画)] 9点(2022-09-28 18:17:33)

3.  麻雀放浪記 麻雀とは自分は全く縁がないのではじめのうちは淡々としていてちょっと退屈だったが、登場する男たちがみんな魅力的で見ているうちについ引き込まれてしまった。とにかくみんなそれぞれ個性がきっちりと描き分けられていて、演じる俳優たちがみんな実にいい芝居をしいている。鹿賀丈史は普段はあまり意識していないが、味のある存在感をじゅうぶんに発揮していてとても印象に残り、いい役者だなと思った。名古屋章もいつもの感じでいい味を出していて素晴らしいが、ここはなんといっても高品格だろう。これまでも悪役などで何本か見ている俳優だが、この映画ではまさに本作が代表作と言っていいくらいの名演を見せていて、とても素晴らしい。それから俳優だけではない、終戦直後の日本を舞台にしているのだが、それを描くのに全編白黒で撮影したというのも正解で、これにより時代の雰囲気を出すことにより一層成功していると思う。小栗康平監督の「泥の河」もそうだったが、やはり、過去を舞台にした映画の場合にはカラーより白黒の方が効果的だと思うし、これが監督デビュー作となったイラストレーター出身の和田誠監督もそれを分かっていたんだなあ。構図もちゃんと練られていて長まわしなどのショットも美しく印象的だった。80年代の角川映画と言えばアイドル映画全盛の印象が強いのだが、こんな味のある渋い映画もあるんだと少し意外に思ったが、面白かった。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-12-04 22:22:38)

4.  真夜中の招待状 野村芳太郎監督のサスペンス映画というと松本清張原作という印象があるが、本作は遠藤周作が原作。主演の女優は確かにキレイだけど、妙にオカルトチックな要素が入っているのにはちょっとひいてしまった。ストーリーもはっきり言ってあまり面白くなく、野村監督の演出も平凡で、1月に見た「わるいやつら」に続いてあまり出来のいい映画には思えない。出演者も何か地味な印象だが、小林薫の若さにはちょっと驚いたし、丹波哲郎が催眠術をかけている姿はやはりちょっと胡散臭く怪しかった。米倉斎加年のこういう役って初めて見たような気がする。宮下順子は良かったが、この人物にはもう少し背景のドラマに深みがあると良かった。ラストの空港のシーンでの主人公の心変わりもあれではただ単に嫌な女にしか見えない。もうちょっと脚本も練ってほしかったなあ。[DVD(邦画)] 4点(2009-06-04 15:43:59)

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