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1. マグノリア
多くの登場人物といくつものストーリーが同時進行し、見ごたえは十分あった。解決するエピソードもあれば解決しないものもある。それがリアル。ひとつの奇跡的?な出来事で少し救われた気がする。なんでもないストーリーと言えばそれまでだが、みじかな人間が死を迎えるということは誰にでもあって、人生最大の衝撃であるはず。細かな演出も監督の人間観察力のたまものでしょうか。9点(2004-08-01 23:35:28)
2. マトリックス
この「マトリックス」を「リローデッド」「レボリューションズ」を観終わってからあらためて評価。しかし、評価は変わらず。最近の映画では、人間が鍛練(ワイヤーやCG)によって、空中を闊歩することも当たり前となっている中で、この作品で描かれる超人的なパワーの意味は、十分納得ができる。この映画の公開時、TVのコントではパロディをやたらとやっていて、グラサンをかけた人を私はマトリックスと呼んでいた。この映画が、あるものに影響を受けて創られたようにように、この映画の影響を受けて又、新たな斬新な映画が必ず創られる。そしてこの映画の後の二つのシリーズは、余韻を楽しむ為のものだと思いますよ。10点(2004-05-29 10:06:02)
3. まあだだよ
昔、教師と生徒はこんなに信頼しあっていた。たぶんそうだと思う。名物教師の話、どこにでもあったんじゃないかなぁ。ただ、猫がいなくなったエピソードがやたらくどくて、彼があそこまで落ち込む理由が描かれていないので理解不能。夫婦には子供がいなくて子供のように可愛がっていたとしても、彼の妻よりも愛していたはずもなく。しっかりせいよおじさん、と言いたい。まわりの奮闘ぶりもややマンガチックではないか。そう「サザエさん」のようである。主人公は波平といったところか。誰もが歳をとる。現実はこんなに甘くはないだろうが、歳をとるのもそう悪くないものだ、そう思わせる作品でしょう。8点(2004-02-22 18:55:15)
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