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プロフィール |
コメント数 |
47 |
性別 |
男性 |
年齢 |
49歳 |
自己紹介 |
敬愛するマルクス兄弟の次男 (僕も次男です) にして、知る人ぞ知る屈指の男性ハープ奏者、ハーポ・マルクスよりハンドルネームを拝借。彼と同年代のチャップリンに始まり、同じく同年代のキートン、ロイド、そしてサイレント期を含めた「クラシック」映画を、喜劇を中心に邦画・洋画問わず、こよなく愛しています。 |
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1. マルクス一番乗り
前半の、保安官から借りた馬草代を稼ぐために、チコがグルーチョをペテンにかけるシーンが、まさに秀逸。『マルクス兄弟 オペラは踊る』の時と同様、兄弟はクランクインする前に地方巡業を行い、舞台で観客の前で主要なギャグを演じて、その反応を基に推敲を重ねたとか。舞台出身のマルクス兄弟だけに、そこで鍛え上げたアンサンブルを基本に、映画的な演出を加えてスケールの大きな楽しさを余すところなく発揮しています。唯一、惜しい点があるとすれば、それはミュージカルシーンがやや長過ぎた感が否めないことでしょうか。とは言え、高らかに堂々と歌い上げるラストシーンは見事![CS・衛星(字幕)] 9点(2005-03-17 22:52:18)
2. マルクス兄弟 オペラは踊る
ハンドルネームが示す通り、マルクス兄弟のファンなのですが、MGM得意のミュージカル、オペラ風脚本・演出がどうも好きではなく、一度観ただけで「封印」していた作品。ところが、何年も経ってから再見してみたところ、慌てて自分自身の判断を訂正。これは面白い!開巻からラストシーンまで、冗長なシーンもなく面白さがバランス良く詰め合わせになっているのには驚き。前作『我輩はカモである』の、公開当時の不当な酷評によりピンチに立ったマルクス兄弟を生き返らせた、プロデューサーのアーヴィング・サルバーグの力量はさすがです (現在も、アメリカ映画で優れた脚本に贈られる賞に、その名を残すだけのことはあります) 。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-03-16 23:55:19)
3. マルクス捕物帖
《ネタバレ》 終盤の、飛行機絡みのシークエンス以外は、ホテル内の場面がほとんどですが、次の『ラヴ・ハッピー』とは好対照の明るい照明の下で、久しぶりにスクリーンに帰って来たマルクス兄弟も、どこか伸び伸びしている感じがします。グルーチョの、お馴染みのインチキ支配人ぶり (特に、後半に登場する尊大な老紳士と、一言も喋らないその妻を撃退するシーンは、完成された良質のコントのように面白い) 、チコのピンボケぶりとピアノ演奏 (演目は「ビア樽ポルカ」、『マルクス兄弟珍サーカス』に続いて再登場) も円熟して良い味を出しています。そして最も素晴らしいのは、何と言ってもハーポでしょう。海外のあるマルクス兄弟研究家は、「後期の映画で、脚本が弱くなって来れば来るほど、ハーポは逆にいよいよ輝きを増して来る」と指摘。ちょっと短めになってすっきりした髪型 (実際はかつらですが) で登場し、寄りかかっているビルから引き離されると、たちまち倒壊するという有名なギャグに始まり、伯爵になりすましたシュトゥーベルとその子分をフェンシングで翻弄し、後半のカジノでの一世一代の大当たり、さらにお馴染み、名人芸のハープ演奏 (今回は、フランツ・リストの「ハンガリー狂詩曲」;後半ジャズっぽくなるアレンジも良く、彼の劇中での演奏の中で、一番のお気に入りです) …など、まさにいぶし銀の大活躍。かつての有名なギャグを再演してくれる所などもあり、なかなか味のある作品だと思います。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-23 09:44:19)(良:1票)
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