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1. マイレージ、マイライフ
《ネタバレ》 秀作。プラスではなくマイナスの映画。マイナスの余韻をくっきりと残す。そして観る前と後では少し考えが変わるタイプの映画。女優ふたりの競演が素晴らしい。若いアナ・ケンドリックも大人の女ヴェラ・ファーミガも甲乙つけがたい。どちらの生き方にも共感がある。
そのふたりにはさまれて立ち尽くしているジョージ・クルーニーは今までにない味をだしている。彼はどちらにもいけない。
[地上波(字幕)] 8点(2011-10-10 07:29:23)《改行有》
2. 間宮兄弟
《ネタバレ》 あの森田芳光が「小さな幸せがいっぱい」などという作品を撮るわけがないあの「家族ゲーム」の森田が…と勝手に思い込んで見ていたわけですが、もう最初からツッコムつもりで観ているわけで、なんともひねくれた観客なわけです。で思うに、あの間宮兄弟はあの完結した兄弟の生活のなかで遊んでいるだけなのではないか…と。弟は最初からカレシがいると知っている直美ちゃんを誘うように兄にけしかけ、自分は離婚騒動の最中にいる兄の同僚の奥さんに迫る。どちらも成就しないことを見据えての恋愛ゲーム。兄弟の生活の唯一の汚点は、「結婚できない」「彼女がいない」と言うことであるわけだけれども、それが成立してしまうと兄弟の生活は崩されてしまう。彼らにとっては「女性にもてない」ことさえも兄弟の生活のなかのゲームなのではないか。そう考えてみるとこれは結構怖い映画かもしれない。まったり…などと言っているのが空恐ろしいような気がしました。でもこの映画、わたしは大好きです。[DVD(邦画)] 7点(2007-09-20 17:17:00)
3. マシニスト
《ネタバレ》 クリスチャン・ベールがいったいどうやってあんなにまで痩せることができたのか?それがこの映画の最大の謎ですね~一度観てしまうと二度は観れないタイプの映画(シックスセンス、エンゼルハート、などなど)ではあるけれども、暗いというだけでは説明のできない映像が素晴らしくて、わたしはまた観ちゃうかもと思いました。ストーリーは今ひとつではあるけれど、クリスチャン・ベールの演技には本当に鬼気迫るものがあり一気に観てしまった。ただあの冷蔵庫をなんで開けないの?いったいいつになったら開けるの?とそればかりが気になってイライラしました。それも演出なんでしょうね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-11 09:38:00)
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