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プロフィール |
コメント数 |
211 |
性別 |
男性 |
年齢 |
34歳 |
自己紹介 |
日本は公開日が世界的に遅い傾向があるので、最近の大作系は海外で鑑賞しています。 福岡在住ですが、終業後に出国して海外(主に韓国)で映画を観て、翌日の朝イチで帰国して出社したりしています。ちょっとキツイけど。
Filmarksというアプリでも感想を投稿していますので、内容が被ることがあるかもしれません。ご了承ください。
これからも素晴らしい映画に沢山出会えたらいいなと思います。よろしくお願いします。 |
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1. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 でかい太鼓を搭載した車がドンドコドンドコと猛チャージをかけ、ギターをかき鳴らせば炎が飛び出る。砂漠を疾走するトレーラーには、奪われた女たちを奪還せんと、棒にしがみついた白塗りの戦士たちがびょーんびょーんと迫りくる。
どひゃぁ、狂ってる!これはMAD過ぎるだろうよ!!しかしこれがべらぼうに面白い。しっかり座ってないと興奮して椅子から転げ落ちちまう。
キャストは一新されたものの監督は変わらずジョージ・ミラー。「ベイブ」等のファミリー映画を手掛ける一方、監督も相当溜まっていたようで、30年ぶりの続編でもその狂人っぷりをいかんなく発揮している。
その内容たるや、現在のボックスオフィスを賑わせている他のハリウッドアクション大作の中では明らかに異質。
クーデターに巻き込まれたマックスの活劇のみを映し出す、シンプルかつパワフルな構成だ。しかし狂気とはシンプルな感情や衝動がもたらすもの。作品のテーマに合致したプロットだと言える。
そして一貫した映像世界もまた狂っている。
オレンジ色の砂漠に真っ青な空。人物のクローズアップではオレンジの肌に青い目が映え、夜のブルーの中ではオレンジ色の爆発が画面を彩る。いつの頃からかハリウッド映画に蔓延する「ブルー&オレンジ(大作映画のポスターや本編は、この2色で表現されていることが多い)」をやりすぎなくらい対比させ、無二の世界を作り出す。極端であることも狂気の一面である。
これほどシンプルだからこそ、その狂気を助長し、これほど極端だからこそ、生と死のコントラストがサバイブという本能を爆発させる。
CGが氾濫し、映像を展開させる装置とかした脚本が量産されるハリウッド。この潮流に対して、ジョージ・ミラーは見せつけるかのように、再び傑作アクションを生み出した。
荒野の向こうから絶望と狂気が迫ってきたら、こちらもありったけの狂気で真っ向からぶつかり叩き潰すのみ。躊躇えば死、戦い続けることこそ希望。
狂ってる、狂ってるぅ!でもこんなアクション映画を観たかったんだ。やったぜ、マックス!最高にカッコよかったぜ。[映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2015-06-16 13:44:26)(良:3票) 《改行有》
2. マイ・ブルーベリー・ナイツ
《ネタバレ》 あまり詳しくないのだがノラ・ジョーンズはこの映画を観た限りでは主演女優としての魅力が希薄な気がした。演技の方もまったく巧いとは思わなかった。またこの監督についてもあまり知らないのだがそれほど演出に技巧を感じられなかった。ロマンチックな展開の狙いすぎで、観ていてシラけるような幼稚でひねりのない演出をしている。脚本もけっこう強引で大まかに分けられた各エピソードの中でのドラマは内容があるようでまったく無く中途半端な仕上がりになっている。エリザベスはこの旅を経て成長しましたよってことをナレーションで説明するラストも安易すぎるのではないか。演技に定評のある豪華な共演俳優たちは良かったものの脚本や演出の面が弱すぎた。
[映画館(字幕)] 3点(2008-03-22 20:36:12)《改行有》
3. 魔法にかけられて
《ネタバレ》 夢いっぱいの御伽話を通して真実の愛という魔法を信じさせてくれてとても幸せな気分になった。これこそ正にディズニー・マジック!楽しかった![映画館(字幕)] 9点(2008-03-11 08:20:29)
4. マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
《ネタバレ》 ファミリー向けのファンタジーかなと思ってた。けど物語はしっかりとした枠組みの上に成り立っていて強いメッセージも感じ取れるし、奇抜で個性的なキャラクターが織り成すドラマには心が温まる。友達のいないエリック、子供の心を忘れてしまったヘンリー、自分を信じる事ができないモリー。それぞれに問題を抱えた彼らが、例えば、ヘンリーがエリックの友達になりエリックは彼に子供の心を思い出させる、といったように互いにない部分を補い合い一緒に成長していく事の大切さを丁寧に描いている。ドアの向こうのモリーにエリックがしたようにヘンリーが紙で「Hi」と話しかけるシーンは他愛もないことかもしれないが彼の成長の現れではないかと思う。触れそうで触れない二人の手とか、ヘンリーに抱きつこうとする悲しげなヌイグルミとか、最期の日にはしゃぎ回るモリーとマゴリアムおじさんなど絶妙な演出とカメラワ-クも印象的だった。このポップでキッチュな世界の中の人々を演じたキャスト陣も素晴らしい。なんといっても爽やかにヒロインを演じたナタリー・ポートマンは抜群にキュートで輝いている。初共演のダスティン・ホフマンとの掛け合いも楽しい。まさに少年そのものでもあるマゴリアムおじさんを時には慈しむような瞳で、時にはエキセントリックな存在感で演じたダスティン・ホフマンも流石、243歳のおじさんになりきっている。彼が「最期の最高の日だ。」といいながら踊るシーンはお気に入りのシーンの一つ。相手役をトム・クルーズ演じるチャーリーからナタリー・ポートマン演じるモリーにかえてダスティン・ホフマンは再び素晴らしいダンスを披露してくれた。この流れを受けてラスト、モリーが自分だけのステップを踊りながら魔法かけるところは感動的で微笑ましい。人によって学ぶ事は違うが大人になっても、何歳になっても、成長する機会はあるしその必要もある。そういった面から見れば僕はずっとおじさんのような子供なのかも知れない。[映画館(字幕)] 8点(2008-02-16 21:51:46)(良:1票)
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