みんなのシネマレビュー |
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1. マスター・アンド・コマンダー 死が軽いというよりは、死がファンタジー(現実感がない)。 島のガラパゴス生命達は生命感がない、性がファンタジー(好奇心しかない)。 という2項対立していないものが、映画の中にありながら 妙にリアルな戦闘シーンが私は場違いに感じました。 むろん、戦闘シーンがもとにあるからこそ 生命が闊歩する地を描く大切さがあるのだと思います。 ゆえに、戦闘シーンが通しでみるとファンタジーの朧に包まれすぎなのかも。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-15 21:28:33)《改行有》 2. マネー・ショート 華麗なる大逆転 ちょっとドキュメンタリー然としている趣はあるけれど 面白かったです。 途中から怒涛のCDS、CDO の言葉の乱舞で混乱極まりながら 言葉を覚えてしまう感じ。 ただ、本当に覚えている痛みが、あらゆる民から発せられているはずであり それを痛恨悔恨しているはずなのに 多くの痛みの描写、は無かったなと思いました。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 21:48:04)《改行有》 3. マイ・ブラザー(2009) 邦題 「告白」 と何が違うのかをちと考えてしまった。 それは不可侵な個人の衝動なのかどうか。 私は違うと思った。 現地に言ってはじめてわかること、 予め予想していたであろうこと、 それが 「捕虜ごろし」 と 「恨み計画」 の違い。 (というか文字からして違いますね) 最後の最後に、果たしてラクになれたのだろうか。 トラウマを病気で一つのくくりにするのは間違ってますよ。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-29 21:15:33)《改行有》 4. マラヴィータ フカイイ箇所がとりたててないのではあるが、 そんな上っ面の表現を爆破してくれるくらい、 ファミリーがファミリーで痛快。 こんな弟がほしいし、こんな姉貴がほしい。 そして親父もおかんも。 なんて言ってるとFBIに保護してもらうようになるのかね。 とにかくエンタメ。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-02 01:17:54)《改行有》 5. マンチェスター・バイ・ザ・シー 過去への負い目、ともなう現在の無関心。 なぜ彼が不器用といえるほどに人との関わりに消極的なのかが、 過去のシーンとして、一コマ、一コマ、描かれていく、まるで現在と直結しているかのように。 言うなれば泣きっ面に蜂で、自身の辛い過去に、 身内の死が追い打ちをかけてしまうことで、 義務的な甥の保護という立場にたたされ、 徐々に使命感をもって行動するような変化がみてとれる。 それを見た元妻が「あなたの責任ではない」「あなたを愛している」というが、 伝えるタイミングがあまりにも違った。 大切なものを、些細なミス(犯罪ではない、と警察はいっている)で失った後、 自身、そして周囲(自身にとっての周囲)に一番の選択肢を選ぼうとする。 そして、そんな振り回される主人公の甥は、 振り回されるにはまだあまりにも若い。 静かなる映画だが、シーンすべてにくっきりとした色がついている。 そんな作品。[インターネット(字幕)] 7点(2018-04-22 21:43:03)《改行有》 6. マシニスト 罪の呵責によるひどい錯乱。 罰を受けてない罪とはこんなにも人を破壊するものか、と唖然とするほどに 激ヤセ、幻視、焦燥、、、 さだまさしの償い、 龍が如く4の冴島大河、 あたりを思い出しつつ、 向き合うことの怖さと向き合わないことへの怖れを味わえました。[インターネット(字幕)] 7点(2018-03-28 10:40:15)《改行有》 7. マニアック(2012) あー、サスペンスというか怖い要素はあるけども、 フランス映画という雰囲気がある。 主人公が抱え込んでいる闇を映像に起こしているようで、 現実と闇が交差しながら観衆である私は よくもわるくも気持ちが悪い。 その効果はとてもテキメンで、終始、現実なのかなんなのか。 実はエンディングだけ現実であるんじゃないの? そうであってほしいとまで思わせてくれたので、 映画として楽しめたとかんじます。[DVD(吹替)] 5点(2014-08-31 19:48:50)《改行有》
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