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1. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 未来予知というアイディアは面白いし、それを殺人に結びつけたのも興味を惹きます。ただ演出をスタイリッシュに処理していただけに、中身にも完璧な物を求めてしまいました。被害者、加害者の名前が分かって、犯行時刻までのタイムリミットも分かるなら、場所も分かってしかるべきだし、実行犯だけでなく裏で糸を引いている人物の名前も玉に刻まれてほしい。まぁそれではストーリーが成り立たないんですけどね。
一つ思ったんですが、映画の中で放送されている架空の刑事ドラマやサスペンス映画があったとして、その中の人が殺されるシーンもプリコグたちはやっぱ予知しちゃうのでしょうか。もしそうだとしたらめっちゃややこしい。そういうのは製作しないでくれってテレビ局に通達があったとしたら、僕にとってはつまらない世の中ですね。日本人なのであまり関係ないでしょうが。
妄想はこれくらいにして、本作ではトム・クルーズとサマンサ・モートンに限って吹き替えが二通りありました。別に珍しくもないのかもしれませんが、これは面白い試みだと思いました。ですが須賀さんのトム・クルーズは駄目ですね。トムが子供の映像と話す時、親子というよりもちょっと年の離れた兄貴って感じで感情移入の妨げになりました。[DVD(吹替)] 6点(2011-02-13 16:58:27)《改行有》
2. マレーナ
乾いたシチリア島をバックに熟れたマレーナが驚くほどしっとりと。そのまま絵画になりそうな雰囲気です。
レナートのような少年時代は送りませんでしたし、同級生たちを含めた言動や行動に引くこともしばしば。ですが年上の女性に憧れるという気持ちは分かりますので、感情移入三歩手前といったところでしょうか。
戦争、そして島の女性たちのマレーナに対する感情と少年の一途な思い。いつ何が暴走するか分からない不安定な世界を収束するラストは何とも言えない余韻が残ります。
個人的なツボは、レナートの父親。見ていて飽きない面白い人でした。[DVD(吹替)] 7点(2010-10-19 16:03:56)《改行有》
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