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1. マーラー
なるほど。ケンラッセルの映画ってこんな感じなのか。一言で言うと独特。残念ながらドラマパートはあんまり面白くないけど、イメージパートになると、俄然映像のテンションが上がって、強烈なインパクトを残す。特に火葬される夢と、コジマワーグナーに取り入るシーンは面白かったなあ。それにしても1974年の映画なのに、全く古臭さを感じない。流行りに媚びず、己の感性で突っ走る作品は時代を超越する、その見本のような作品だと思う。およそ万人に勧められる映画ではないけど、このサイトでこんな映画のレビューを見ているようなツワモノの皆様なら、きっとこの映画の味わいを理解できるのでは?[インターネット(字幕)] 7点(2022-10-07 22:46:39)
2. マッドマックス2
世の中には、テレビで一体何回観たか分からない、でも何回観ても面白い、そういう類の中毒映画が存在する。カリオストロの城然り、少林寺三十六坊然り。そしてこの作品も、そうした中毒映画の最右翼と言って良いだろう。この映画の功績は何といっても、フィクションの世界観に「ヒャッハー系」というジャンルを確立したことである。我々の世代は、荒野、バギー、モヒカンとくれば「ああ、そういう世界なのね」と問答無用で納得してしまう。まるでヨダレを垂らす犬である。これこそテレビによる刷り込みの賜物である。まさに暴力、そして狂気。例え我々はヨボヨボの年寄りになろうとも、テレビでこれが始まれば吸い寄せられるように視聴し、ブーメランが指を落とすシーンを見て喜ぶに違いない。[インターネット(字幕)] 8点(2022-02-28 07:49:01)
3. マディソン郡の橋
《ネタバレ》 フランチェスカにとってロバートは、少女時代の夢を思い出させる刺激的な存在でした。ロバートに出会った初日は、自分の中に生まれた好奇心にワクワクし、二日目はその思いを楽しみ、三日目は流れに身を委ね、四日目は迫るタイムリミットにイラつきます。結局気持ちに折り合いがつかないまま時間は過ぎ去りますが、そんなことお構いなしに日常がまたフランチェスカを飲み込みます。しかしそれは逆に揺れるフランチェスカにとっては救いでした。そのまま4日間の出来事が遠い夢のようになるかと思いきや、突然やってくる雨の街の再開。心の準備が全くないまま突きつけられるラストチャンス。揺れるベンダント。握るドアノブ。うーん。たまりません。そこらの映画とは一線を隔す本物のドラマでした。[DVD(字幕)] 9点(2019-10-07 22:13:40)(良:2票)
4. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 いやいやいや、これはスゴイの一言。あえて淡い色と粗い映像を使うことでCGの違和感が全然なく見事に近未来の世界が作り出されてますし、ストーリーもちょっと分かりづらいけどよく出来てます。やっぱりスピルバーグの映画を作る力量は半端ないなと感じました。ただ一つだけ気になったのがラスト。プリコグの双子と娘が人里離れた小屋でひっそり同棲することになるわけですが、あれって愛憎渦巻くひどくエロいシチュエーションに発展するんじゃないか?せめて小屋分けようよとか、どうでもいいことをエンドロール中考えてました。[DVD(字幕)] 9点(2009-09-20 19:57:19)(笑:1票) (良:1票)
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