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プロフィール |
コメント数 |
257 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
直接的に「内容」に向かうのではなく、「スクリーンへの現れ方」を語る言葉(技法論的な言葉)をなんとかめざしたい。 |
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1. 街の上で
《ネタバレ》 硬派な他者性が貫かれていることが、この一見穏やかな名作の根幹をなしている。主人公が相手の言葉をすぐには受け入れずに頻繁に反復して咀嚼する間(ま)、これが実に曲者である。細かい誤解や諍いがジャズのように反発と仮初めの投合を繰り広げながら束の間のハーモニーを奏でる。[DVD(邦画)] 9点(2024-10-06 13:39:58)
2. マンクスマン
《ネタバレ》 美しい!ほんとうに美しい。ヒッチコックが修行したドイツ時代が生き残っているが、ドイツ表現主義がここでは垢抜けた大変洗練されたものになっている。三角関係ものの名作群たとえば『生活の設計』(ルビッチ)『青い青い海』(バルネット) 『和製喧嘩友達』(小津)『花とアリス』(岩井俊二)などに加えたい秀作。[DVD(字幕)] 9点(2015-01-27 23:23:45)
3. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 ビル崩壊の図であからさまに、9・11の悪夢がなぞられる。断絶し敵対的であるとされる異文化との間に媒介(なんとスーパーマン)が設定される。が、この媒介がCGレヴェルの超感覚の速度・破壊力で、結局は一方的な異文化排除になってしまう。[DVD(字幕)] 4点(2014-12-29 19:22:44)
4. マイ・ブルーベリー・ナイツ
《ネタバレ》 しつこいまでの180度ライン越え(齟齬の表現)が明確なアクセントになっている「こだわり」感が、ハッピーエンドまでの時間を構成する。[DVD(字幕)] 5点(2012-05-30 23:14:54)
5. マリア・ブラウンの結婚
《ネタバレ》 ファスビンダーの傑作。戦時中から戦後期にかけて女性が社会に進出する余地が開かれたのはパラドックスである。戦後期に主体的に働いたヒロインの死(事故死なのか自殺なのかが曖昧なのが巧妙)と、男社会の再来を象徴的に告げる1954年のワールドカップ優勝を重ねる。[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2011-03-16 12:49:33)
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