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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. マーティ 嫁と姑、親離れ子離れなどの家庭問題はいずこも同じ、これをリアルでコンパクトにまとめた脚本は誰が見てもわかりやすく素晴らしい。女性に縁のなかったマーティがクララという女性に巡り会えて本当に良かった。最終バスで彼女を送り自分はタクシーで帰る、その晴れ晴れしい気持ちがよくわかる。[DVD(字幕)] 8点(2015-05-01 07:45:22) 2. 真昼の暗黒 最初に捕まえた容疑者自身が単独犯として自白しているのに、複数犯だと決めてかかった警察側。他の者の名前を明かさなければ死刑になるぞと脅せば・・・。警察の取り調べで脅しや拷問が行われたことは知ってはいたがここまでとは驚き。それとこの裁判が進行中なのに原作本がベストセラーになり映画化されたのにはもっと驚いた。当時社会上の大きな問題になったことは容易に想像できる。松川事件は当時の新聞で知っていたが、八海事件についてはまったく知らなかった。戦後のこういう冤罪事件について私たちはもっと知っておく必要があると思う。[DVD(邦画)] 8点(2014-10-25 16:19:55) 3. マイヤーリング<TVM> マイヤーリングとはウィーン郊外の狩猟地、その小さな街でとんでもない大事件が起こる。妻子あるオーストリア皇太子と美しき男爵令嬢との禁じられた恋、そのうたかたの恋は小説となり映画も作られた。シャルル・ボワイエとダニエル・ダリュー、オマー・シャリフとカトリーヌ・ドヌーヴが演じたどちらの映画も見たが、これはテレビ映画。生放送で再現不能とされた幻の映画なのだが、技術躍進により白黒映画として日の目を見ることになった。主役の二人はメル・ファーラーとオードリー・ヘプバーンの夫婦、ヘプバーンの魅力はあるものの、作品としては上映時間も短く物足りないかも。[映画館(字幕)] 5点(2014-02-18 15:02:04) 4. 魔術の恋 《ネタバレ》 「脱出王」の異名を取った米国の伝説的奇術師ハリー・フーディーニの伝記映画だが、奇術シーンを見るだけでも楽しい。不可能と思われる脱出を次々とやってのけるが、観衆は一度実現できた脱出は、再度やっても驚かなくなる。そして客を呼ぶため、脱出劇は命をかけたさらに危険なものとなっていく。 この映画は伝記映画ながら、その過程を実に見事に描いているだけでなく、夫婦の愛や母親を思う気持ちなどもうまく織り込んでいる。[DVD(字幕)] 7点(2012-07-15 11:24:55)《改行有》 5. また逢う日まで また逢う日を信じつつ、明日はどうなるかわからぬ時代を生きた人、死んでしまう人、とてもつらく切ない映画だ。映像にも古さが感じられ、同時代やそれ以前の同じテーマを持つ西欧・米国の映画の洗練さにも及ばない。しかしそれがまた敗戦の宿命をも感じさせる。[DVD(邦画)] 7点(2012-02-07 23:40:16) 6. 真昼の決闘 命の大切がわかる者ならば、拳銃の撃ち合いなど避けるのが当然であり、臆病者とは違う。むしろ生命の危険を顧みない方が愚かな行為と言える。 そもそもこの映画では、釈放されたばかりの者が生命の危険を冒してまで、復讐にやってくるのかがわからないし、理由もなく悪が存在するかのように描くのは納得いかない。[DVD(字幕)] 3点(2011-05-29 12:56:56)《改行有》
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