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1. マルサの女2
《ネタバレ》 マルサの女の続編。
今作は前作よりも社会的要素が含まれており、もっと大きな悪が描かれている。
そして今回の悪役は地上げ屋で宗教団体を利用し脱税を行う人達(ヤクザ)でタブーに踏み込んでおり、伊丹十三らしい。
2でもテンポの良さ音楽の良さは健在。物語のわかりやすさという部分では多少わかりにくくなったかもしれないがより複雑な組織構成となっているので仕方がないか。
鬼沢の開き直り発した発言には説得力が有り、こういう人達にしかできない社会の部分が有るという現実を突きつけられ考えさせられる。
そしてチビ政、そして鬼沢までもがトカゲの尻尾切りにあい、悪はとてつもなく大きく圧力に屈しざるを得なかったマルサの宮本信子の悔しげな顔が印象に残る。
ラストはリアリティがありとても良かったと思えるが、スナイパーは少しやり過ぎではないかと感じてしまった。
それに悪役の魅力も三國連太郎よりも山崎努のほうが勝ってたように思える。
しかし前作に続き良作であることには間違いない。[DVD(邦画)] 6点(2014-08-07 21:46:16)《改行有》
2. マルサの女
伊丹十三の~の女シリーズの第一弾。
脱税をする人達と国税局の査察官(マルサ)の攻防を描いた作品。
マルサをテーマとした目の付け所が素晴らしいし、このテーマでここまでおもしろい作品に仕上げられるの伊丹十三ならではである。
軽快な音楽、テンポの良さ、少しずつ散りばめられているコミカルなシーンが少し難しいテーマながらも全く退屈にさせず、俳優陣の演技も皆素晴らしく見とれる。
特にマルサの女(宮本信子)と権藤(山崎努)のキャラはどちらも格好良く魅力的。
終盤のマルサの一斉操作は目が離せない。
良い映画である。[DVD(邦画)] 7点(2014-08-07 21:44:49)《改行有》
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