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プロフィール |
コメント数 |
92 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
基本的に点数が甘めになりがち。 あまりジャンルに好き嫌いはありませんが、やはり娯楽映画が好きです。 密度の濃い映画が好みですね。 |
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1. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 「マッドマックス」シリーズは自分より少し前の世代がピンポイントでその世界観に影響を受けた(というよりモロパクリした)「北斗の拳」の方が触れるのが早かった。だから一応シリーズは観ているのだがそこまで入り込むこともなく、そして今回の新作の話も随分前から噂されては消えをくり返していてほとんど期待していなかった。が、まさかここまでの傑作アクションになるとは。
ストーリーはシンプル。行ってそして戻ってくるだけ。その中に息をつく暇もないカーチェイス、アクション。砂、煙、炎、水、血…。そして狂気と生と死。草木も生えない世界。どこへ行っても地獄なのだ。そこで生きようともがく登場人物は後がない連中ばかり。だからこそ彼らの極限状態での行動が胸を打つ。世界観は狂っていて馬鹿だが作りこみは本気だ。止まらないチェイスやアクションはCGに慣れた目に新鮮だし、よく計算されていて飽きさせない。昨今の映画では並ぶものが思い浮かばないくらい迫力があり壮絶だ。
この映画の芯は間違いなくシャーリーズ・セロン。物語的にも主役と言ってよく彼女の演技が要所でこの作品をうまく締めている。ボロボロになっていく彼女はカッコ良く美しい。その割りを食う形になったのは主役のマックスを演じるトム・ハーディだろうか。個人的にはがんばっていたと思うし低音ボイスもいいが存在感はメル・ギブソンと比較されてしまいそうだ。もう少し背があると良かったのかなあ。
まあそんな細かいこともこの映画が持つ熱量で吹き飛ばしてくれる。もう一度観に行きたいと思わせる娯楽作品は久々!絶対劇場で観た方が良い類の作品だ。[映画館(字幕)] 9点(2015-06-22 01:35:16)《改行有》
2. MAMA(2013)
《ネタバレ》 この作品は設定が少しユニークだ。ホラーといえば主人公たちが屋敷などに迷い込み幽霊や怪物に遭遇するのが定番だが、この作品は主人公が引き取った姉妹に幽霊がくっついてきたというもの。しかもその幽霊は姉妹を生かし育ててきた。まさに姉妹にとっては「ママ」なのだ。
オープニングの子供たちの壁の落書き。それが姉妹の5年間なのだが明らかに姉妹以外の存在が・・・。こういう想像をかき立てる導入が上手い。姉妹という設定も良い。妹が部屋で戯れている絵に姉がひょこっと廊下に現れる。じゃあ今妹と戯れているのは誰なんだぁ!?こういうトリック的な怖がらせ方も効果的だ。
だが、終盤にかけて「ママ」が頻繁に姿を現してくると恐怖感は薄れていく。ジーンおばさんが襲われるところは完全に「ママ」の八つ当たりにしか見えず思わず笑ってしまう。ラスト「ママ」に子供の遺骨を渡すシーンは日本映画の「スウィートホーム」を彷彿とさせる。が、あの映画のようにすんなりハッピーエンドの方向にいかないのはデル・トロがプロデュースしているからなのか。結局こういう題材になると母性のぶつかり合いになるのだが、「ママ」との5年間に打ち勝つだけの母性を彼女は得たのか。そのためのドラマの配分がホラーだからこそ難しいと感じる。
ジェシカ・チャステインがこういう映画に出る印象があまりなかったので意外だったが短い髪がなかなか似合っている。彼女の演技も良かったが姉妹を演じた子役たちの演技が印象に残る。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-30 02:19:26)(良:1票) 《改行有》
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