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1. 麻雀放浪記
《ネタバレ》 冒頭、黒澤明の「羅生門」を想わせるような激しい雨のシーンから始まる。ザーという雨の音が効果的で印象に残る。
舞台は戦後間もない東京、くっきりとした白黒画面が荒廃した街並みや風景をリアルに描き出す。
主役の真田広之が伝説のばくち打ち達と関わっていき成長していく姿が描かれるが、その登場人物たちが、皆クセ者ぞろい。
中でも高品格演じる老練の勝負師がめちゃ渋くカッコイイ、対する鹿賀丈史演じるドサ健のギラギラした野望むき出しの演技も素晴らしい。
この二人の対決を軸にクライマックスを迎える。
若き日の大竹しのぶが今と違って純情で一途な娘を演じているが、最後に見事な返し技をみせてくれる。
ラスト、世間的には人でなしのばくち打ちの見送り方としては、あれが相応しかったのかも知れない。[インターネット(邦画)] 7点(2025-02-24 17:49:59)《新規》《改行有》
2. マラソン マン
《ネタバレ》 ホフマン、オリビエの2大名優が出てるので、観ないわけにはいかない。
最後の対決シーンは見どころで、オリビエの鬼気迫る演技は流石である。
只、本筋に入るまでがやたら長く、説明不足なので、今一つストーリーに入っていけない。
素材は良いのに残念な作品です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-10-16 15:56:37)《改行有》
3. 祭りの準備
《ネタバレ》 暴走する色狂いのオジー、挙句に自殺
夫に何度も浮気のされ近親相姦的に息子を溺愛する母親
どうしようも無く女にだらしない父親
ヒロポンで頭がおかしくなり日々男に身を委ねる女
自堕落な生活を送り、悪い遊びに誘う幼馴染のトシちゃん
男を知って突然色狂いに豹変する幼馴染の彼女
そら、閉塞感の中、こんな変な人たちに囲まれてたら、逃げ出したくなるわな!
鳥籠のメジロを逃すシーンが印象的。そして自分も東京へ。これぞ青春の旅立ち。
ラスト、殺人犯に成り下がったトシちゃんのバンザイ!が切なすぎる。
やっぱ、トシちゃん役の原田芳雄の演技が良かった。[インターネット(邦画)] 8点(2021-09-17 22:32:38)《改行有》
4. 間違えられた男
《ネタバレ》 ヒッチコックらしくない面白みのない実録映画。
終始、重苦しいムードで、最後は呆気ない幕切れ。
あの筆跡鑑定は何だったんだろう?[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-25 23:35:09)《改行有》
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