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プロフィール |
コメント数 |
731 |
性別 |
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自己紹介 |
奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。
好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。
どうぞよろしくお願いします。
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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。
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1. 港祭りに来た男
マキノ雅弘の映画は、いつも「にじんで」いる。笑いがにじんでいる。涙がにじんでいる。情感がにじんでいる。諦観がにじんでいる。まごころがにじんでいる。優しさがにじんでいる。人の強さが、弱さがにじんでいる。日本らしい風景がにじんでいる。…それは、外国人がオズやミゾグチの映画に見出す「日本」とはちがう、はるか昔から連綿と受け継がれてきた「日本(人)そのもの」がそこにあるのだ、と言っていいだろうか。オズやミゾグチは確かに“汎世界的(!)”に偉大だろう。けれど、マキノは何より“日本のこころ”そのものとして、真に偉大な存在なのだと思う。…たとえば、この映画だ。藩主に愛する女性を奪われた漁師が、彼女を取り戻そうと、居合い抜きの達人となってふたたび故郷に戻ってくる。しかし待っているのは、愛する者たちの「死」でしかなかった…という笠原和夫の脚本は、まるで西洋の騎士道ロマンスもののように直線的な「悲劇性」に貫かれている(同じく彼の脚本作『総長賭博』が、まさしくそうだったように)。しかし、この映画を見る者は、そこに荘重な劇的展開ではなく、祭りの囃子の物悲しい調べや唄声を、主人公たちの伏し目がちな所作を、牽牛と織女のように(題名の「港祭り」とは七夕祭りのことだ)主人公たちはあの世で結ばれたのだと自分に言い聞かせるかのような“なぐさめ”を見て、感じて、ただ涙するばかりだろう。…こういう映画を前にすると、本当に素晴らしい作品は、才能でも技術でもなく、作り手と観客との〈間〉で成立する「魂の共鳴作用」ゆえに成立するのだと、ぼくなどは確信する次第です。ビデオがあるかどうかは知らないけれど、テレビででも放映することがあるならぜひご覧になってください。もちろん、他のすべての「マキノ作品」も同様に。10点(2004-04-06 21:16:42)(良:1票)
2. ミクロの決死圏
SF映画史上の傑作であることは、今さら小生ごときが申すまでもありますまい。映画の冒頭、旅客機がヌーッと現れて、その横にタイプ文字でタイトルが打ち込まれる部分から、カッコ良すぎ! 個人的には、ラクェル・ウェルチの身体に血小板(?)が張り付くボンデ-ジ(笑)姿と、それをばりばりはがす男たちのシーンが、何痔見てもイヤラシクて大好き。片時もダレず、ムダのないファンタスティックな冒険譚として、さすがリチャード・フライシャー監督ならではだと、あらためて敬意を表したいと思います。10点(2003-06-06 15:16:17)(良:1票)
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