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プロフィール |
コメント数 |
86 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
日本人なので邦画好き! 淀川先生のように、いつまでも「きれいですね~」「すごいですね~」と映画を楽しみ続けます。 不幸にしてつまらん映画を見た後も、シネマレビュー見ると爆笑ネタになって、HAPPYになります。「いや~、シネマレビューって本当にいいもんですね」あ、コレは水野御大・・・
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1. 未来世紀ブラジル
公開当時、たまたま名画座的映画館でこの映画に出会い、見たこともない世界観を楽しんでいたが、今になってみると、多少なりとも映画に近い世の中になってきてます。
この映画で最も象徴的に思うのは、ありとあらゆる便利な道具やシステムが複雑であるがゆえに、本来の機能を発揮できず、人間の手を煩わせていることだ。
自分も過去の10年間、膨大な時間をパソコンのトラブルに費やした。最近ではスマートフォンという便利で、恐ろしく無駄な時間を浪費する道具を買ってしまった。
あらゆるシーンで業務にだけ忠実な管理された人間(銃撃戦の中で掃除を続けるおばさんなど)が出てくるのは極端であるが絵空事ではない。
久しぶりに見たら、個々の小道具や、美術、画面の端にいるような脇役のキャラクターの描写も細かく演出されていることが以前よりも印象的で、以前よりずっと笑えました。
たぶん自分が大人になって多少なりとも、この映画の中に出てくるディティールと似たようなものを見たり、似たような人に会ったり、体験したからだと思います。
特撮も懐かしい手作り感があり、夢の中のサムライとの戦いは単純なカメラのトリックでしょうが、このシーンはすごく良く出来ていると思います。
CGを使えない時代のこういう工夫は大好きです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2003-10-02 03:27:06)《改行有》
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