みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. Mr.インクレディブル ピクサーの映画は非常に構成等がしっかりしていて面白いです。ですが、個人的にどうしてもこれ以上の点が付けられないです。あたしらの世代はインクレディブルみたいな、アメリカンヒーローでは無くて、ウルトラマンや仮面ライダーといった日本のオリジナルのヒーローで十分満足していて、その中には既にインクレディブルにもあるような、家族問題や人間としての葛藤等といった複雑な内容を盛り込んでいたからだと思います。逆に言うと、今の日本の子供番組で、昔ほどヒーロー物の多様性が無いって事なのかな?それはそれで悲しい話ですが。[地上波(吹替)] 6点(2011-02-06 17:56:27) 2. ミニパト 《ネタバレ》 これ、同時上映映画(WXIII 機動警察パトレイバー)を何回も見ないと見れない訳で(当時3話を一話づつ、ランダム上映していた)、あたしは2話だけ見たんですがね。 全話見たら、こりゃホントに面白い。1話が銃器のウンチク話、2話がパトレイバーの世界観、そして3話目が特車2課の裏話と、トンでもない話な訳で、ある意味、本当にファンや、銃器マニアでないと判らない専門用語の連発が凄かったですね。 また、割り箸使った紙芝居という設定のCGアニメっていう面白さというかくだらなさにスタッフの意気込みが見て取れるんだよね。後藤さんのノホホンとした喋りや、シゲさんの超絶マシンガントークも面白いけど、やっぱり面白いのは忍さんのしゃべりは面白い。この辺も力が入ってるな、ってのが判りますね。[DVD(邦画)] 9点(2006-07-23 14:33:24)《改行有》 3. 壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男〈TVM〉 うーん、今日評価している皆さんには大変申し訳ないけどこれ以上の点数はあげられない。正直な所、もっと原作に沿った話の作りをしてるかな、と思ってました。所が思ったほどでは無くて、しかも余計な話まで入れてあって残念です。原作では吉村を知る人達の語りの中で出てくる人が殆どだったのが、このドラマでは吉村の話とは全く別に出てしまっている様に見え、話の筋がぼやけてしまっているように見えました。結構金かかってますよね、このドラマ。でも、その割にはやたらと荒さが目立つような気もします。 特にやたらと説明的な台詞が多かったり、余計な台詞回しがあって正直、脚本に閉口してます。あんな説明的な台詞使うなら、ナレーションに加えた方が絶対に良いですって。その割には吉村の俸禄には何の説明も無いのはどうなんでしょうか?役者的にはみんな上手いけど、渡辺謙の吉村役はやはり”剛の者”になってしまいました。原作のイメージからすると劇場版の”柔の者”のイメージの方があたしは合っているんじゃないかと思います。あとファンがいたら悪いのですけど、安部なつみは要らなかったです。劇場版の様に高島礼子が幼少期を除いてやるべきではなかったかと思います、あ、高島じゃ少女期は難しいか(笑) あたしが唯一泣けたのは大野次郎衛門が実母の前で泣くシーンだったでしょうか。あそこの力の入り方は良かったですね。残念ながら劇場版では泣けたみつと貫一郎の別れのシーンで泣けませんでした。 どうせならもっと原作に近づけたほうが良かったかもしれませんね。6点(2004-05-03 16:11:24)《改行有》 4. 壬生義士伝 《ネタバレ》 何から見たか、自分がどんな気持ちで見るかで劇場版とTV版の評価が分かれるかもしれないですね。あたしは実は劇場版見て間に原作を挟んでTV版でした。結果から言うとあたしは劇場版に軍配を上げます。TV版は実は物凄く期待してたんですよ。原作の長さをきっちりカバーできると思ったから。でも残念ながらカバーされてなかった。それに比べれば劇場版は物凄く端折ってますよね。でも編集の妙というかな、話自体がキッチリ出来上がっていて2時間ちょっとの中で誰もが わかる様な出来になってる。これがいつもなら原作と違う所を嫌がるあたしが評価するする所以です。中井貴一のあの線の細さからは想像もつかない程の剣を持った時の構えにはゾクッとしました。佐藤浩一もさすがですね。斉藤一なんていう癖のある役を見事に演じてます。あと、評価が分かれるけどあたしは三宅裕二の演技を大きく評価してます。どーも嫌がる人もいるみたいですけど、決して奇を衒っている訳ではないですね。三宅の素朴さがにじみ出てこそあの役が生きたし泣かせのシーンで生きたんじゃないかと思ってます。貫一郎の自害までが長くてだれると言う人が多いみたいですけど、あたしはあの長さが心地よかったですね。みんなテンポの良い映画見すぎですって(笑)。 10点(2004-05-03 15:34:15)(良:1票) 《改行有》 5. みんなのいえ 三谷らしさがよく出てる映画です。ただ、笑いがわかりにくい部分で沢山入っているのだけど、目立たないんで、気付かないよね。そこが減点要素かなぁ。【びでおや】さんと【ドラえもん】さんが”伊丹作品”を連想するという事だったが、裏を返すと伊丹と三谷以外の監督が日常を上手く捉えきれてないんじゃなかろうか。この辺は逆に外国の映画のようで、あたしは最初に見たとき、「マネー・ピット」を思い出しました。「マネー・ピット」はトム・ハンクスが一人で笑いを取りにいってる映画なんだけど、この映画はみんなどこかしらに持ってる日常の面白さというのがあって、妙に惹かれるものがあります。また相変わらず舞台のような長回し1カメの撮り方が多い様だけど、こういうのはさすがに舞台演出の妙だと思います。日本では結構名の知れてる有名人が、クレジット無しで出演してるのもある種のネタですね。エンドクレジットの”中井貴一 彼自身”というのは良かったなぁ。9点(2002-02-09 17:52:14)
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