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1. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 何が何でもデイブが犯人なんだと思い込ませるように作られていますね。でもここまであからさまだと、逆にデイブが真犯人ではないと、先の先まで読めてしまう下手な作り方となっています。最後はどんでん返しとはいえないありきたりのパターン。真犯人と思い込んでデイブを殺してしまったジミーが、幼馴染を殺してしまったというのにあっけらかんとしているし、それをしているのはずのショーンも何故かこの【殺人】を容認しちゃっている。ではなぜそうなったのかということを描いていない。デイブの死に損です。最近のアメリカ映画はこの手が多すぎますね。苦し紛れで良いところを選ぶとすれば、良くここまで沢山の俳優を使ったなってくらいです。イーストウッド監督ということですが、パーフェクトワールドの方がまだ良かったですね。この映画でアカデミー賞を受賞してしまう・・・アメリカ映画界も危機的状況です。5点(2004-10-05 11:34:38)(良:1票)
2. 壬生義士伝
《ネタバレ》 私は浅田さんの原作を読んでから映画を観ました。かなり原作から外しましたね。大野千明と斉藤一は原作では聞かれる方でした。それと伊藤一派を新撰組が襲撃する場面はまったく史実を無視した物で残念でした。演出上しかたないのでしょうがいくつか上記のような原作無視・史実無視があり、それだけがマイナスですね。みなさんが指摘する吉村貫一郎の死の前の長い台詞。これだけは原作に忠実でした。私はこのシーンでじーんと来ましたよ。彼がその死まで表に出すことのなかった感情がここで全て吐き出された。いいシーンじゃないですか。でも人の好みがありますので、このシーンが嫌だという人がいるのもわかります。衣装については「御法度」に比べればまだいいでしよ?役者の名演がマイナス面をカバーしたとも言えますね。8点(2003-07-28 13:56:47)
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