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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ミスエデュケーション 《ネタバレ》 クロエ・グレース・モレッツ目当て。で見ました。そう、不純です。 で、個人的には『これクロエでなくても良いのでは?』と思ってしまいました。 『キック・アス』みたいな映画ばかりに出ろとは言いませんが、何となく彼女は元気な役のほうが、彼女の良さが出そうだと思った次第です。 映画は娯楽。そんな私も、それなりにドラマ系の映画だって結構な数見てきました。淡々としたなかにも、ストーリーの面白さや構成の上手さで、心に残るドラマ映画はたくさんあります。でもこの映画は、ただ淡々としているだけで、正直ずっと退屈でした。 終盤ちょっと事件は起こります。でもそれでその施設や指導者が何か変わるということは特になく。 クロエ演じるキャメロンと、その友人二人の計3人で施設を脱走し、ヒッチハイクしたところで映画は終わります。 娯楽映画なら3人のその後も描いちゃったりして。叔母さんや施設の指導者たちが慌てて3人を探しに出たりして。でもそのような盛りあがりは一切ありません。 私のような、映画に娯楽、あるいはメリハリの効いた起承転結を求める人間にははっきり向かない映画。クロエのファンにもお勧めできない。 解放感を感じるラストの余韻だけは好きです。[DVD(字幕)] 3点(2024-03-11 00:13:16)《改行有》 2. ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 導入部分。「君は誰だ?」で、いきなり物語に引き込まれます。 唐突なミステリー。そしてやはり唐突な列車の大爆発。そしてまたまた唐突な謎の密室。 自分がどーいう状況なのかまるでわからない。詳しい説明が一切ないまま、再び列車の中へ… とても興味を惹かれる展開ではありますが、かなり早い段階で『この人の肉体はもう存在していなくて、脳だけが生きているのでは…』という予感が頭をよぎります。結論から言えばまったくその通りというわけではなかったのですが、かなり近いオチでした。 よくわからないのがラスト。記憶の世界での最後の8分間。‥‥だと思ったのですが、8分が過ぎても記憶の世界が終わらない。それどころか記憶の世界のはずなのに、そこから電話をかけて過去のリアルと電話がつながって、未来を変えた…?いや、この解釈は合っているのか? どうして最近のSFはやたら小難しくしたがるのか… つまらなくはなかったのですが、もっとわかりやすいストーリーのほうが好みです。 ちなみに、あくまで記憶のベースが列車爆破で亡くなった教師のものだとしたら、その教師が知りえない情報をその記憶から見つけ出すってのは土台無理だと思います。 その教師が実際に見たものの中から、犯人につながるものを発見して、それを報告して…、という展開にしてほしかったですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-09-25 22:28:41)《改行有》 3. ミスター・ガラス 《ネタバレ》 ミスター・ガラスやビーストは仕方が無いにしても、ダンにまであんな最期を用意するとはひどすぎるんじゃなかろうか。 それもあって、映画自体は決して悪い出来ではないんですが、7点はつけられないかな・・・。 それにできることならオオサカタワーで戦ってほしかったっていうのもあります。 ずっと的外れなことを言っていた精神科医。実は秘密結社の人間で、すべて承知のうえだった…。ええ~、そのサプライズいります?逆に安っぽく、つまらなくなっていませんか?私は正直がっかりしました。 3人の特性を否定してきた精神科医に、3人がその実力を見せつけあっと言わせてほしかった。 『もちろん知っているから驚きはしないわ。』なんてスタンス面白くもなんともない。ありきたりでも良いから、わかりやすいカタルシスが欲しいのです。 3作連続で見たおかげで、回想シーンなどにぐっとくるものが多くて、そこはシリーズものの良さが出ていました。 息子やケイシーの再登場も嬉しい。シリーズものとしての完成度は高いと思います。あとは純粋な好みの問題で今作の評価は分かれると思います。 すべて施設内での攻防に終始したのは盛り上がらなかった原因の1つかもしれないですね。 やっぱこーゆー映画は劇中でのオーディエンスの存在は大事だと思います。 まあシャマラン監督に、盛り上げていこうという意思がそもそも無かったかもしれませんね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-09-12 02:37:52)《改行有》 4. ミッドナイトFM 《ネタバレ》 こーゆー単純で、わかりやすくて、それでいて面白いサスペンスって最近少なくなってきた気がするので、とても楽しめました。 思わぬ拾いもの。深夜のラジオ番組というシチュエーションがまず好き。 無駄なシーンが少ない。だれない。終始ハラハラドキドキ。プロットがしっかり練ってあって面白い。 殺人鬼ドンスが出てきてからは緊張しっぱなし。 ドンスは冷静。でも思い通りにならないと子供のようにわめきちらす幼児性。お手本のようなサイコパス。 前半は主人公ソニョンとドンスの駆け引きサスペンス。と同時進行で、娘ウンスのかくれんぼスリラー。どちらのパートも凄い緊迫感。 ソニョンが置かれている状況に周りが気付いてから物語は更に加速。そこからはノンストップでラストまで突っ走る。 犯人の要求どおりの音楽を流すつもりが、事情を知らない上司が勝手にテープチェンジ。このシーンが凄い。泣き伏せるソニョン。殺される妹。ソニョンが周りの人間に状況を説明していれば、妹が殺される悲劇は回避できたかもしれないのが腹立たしい。 でもそーなるとサスペンスとしては盛り上がらない。この辺のバランス感覚は難しいところですね。 最終的には嫌な感じだった上司が全面的に協力してくれたり、ストーカー呼ばわりされていたファンが助けてくれたり、周りの人間も活躍。大変見応えのあるサスペンスでした。良作。 [DVD(字幕)] 8点(2021-04-09 01:33:31)《改行有》 5. ミニオンズ 《ネタバレ》 『月泥棒』と『危機一発』ですっかりミニオンのファンになり、期待していた3作目。 遂にミニオンズ、主役の座へ。 ですが期待値が高かったせいか、何か見たかったものとは若干ずれたものを見せられているような感覚が。 おそらく、『使命感』とかそーゆーものがミニオンズとは相性が悪いのかもしれません。ミニオンズはもっとあっぱっぱーな感じで、良いんじゃないでしょうか。スチュアートとボブはまだ良いのですが、ケヴィンがちょっと真面目すぎるかな。 ラストでケヴィンが巨大化して逆転、ってのも何か違う気がします。せっかくなら仲間と合流して、数で圧倒してほしかったですね。ミニオンズは個々人の能力ではなく、何と言ってもそのチームワーク、チームプレーが最大の魅力なのだから。 とは言え、ミニオンズの楽しさやおかしさがいっぱいつまった映画ということに変わりはありません。少なくとも見ている間は何も考えずにただ楽しい時間を過ごせます。 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのロゴが出るオープニングをなぜかミニオンズが歌う演出。つかみはばっちり。 ミニオンズが仕えた歴代のボスたちが、ミニオンズたちのせいでその命を散らしていくのはブラックだけどユーモアに溢れていて面白い。なんといっても『仕えるボスがいないと生きる気力が湧かない』というミニオンズが愛らしくて良いじゃないですか。 映画としては少々いまいちではありましたが、ミニオンズの良さは随所に感じられる作品です。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2021-01-21 13:04:17)《改行有》 6. ミラーズ2<OV> 《ネタバレ》 前作『ミラーズ』の続編。個人的には前作より好きかもしんない。 ストーリーが前作よりすっきりだけど平凡。ただこーゆーホラーって、ビジュアルと演出が良ければ、シンプルなプロットのほうが楽しめたりするんですよね。これはまさにそのパターンじゃないでしょうか。 前作のイメージがありましたから、今作も無差別殺人かと思いきや、全然違います。被害者には全員共通点がありましたってのが、前作との違い。 その共通点。被害者は全員加害者でもあった・・・。とはいえ、最初の警備員さん、あの人はパワハラにより仕方なく証拠隠滅に手を貸してしまった、むしろパワハラの被害者のような気もします。にしては、あの罰はかなり厳しくないですか?エレノアさん。え?まだ許さない?とどめを刺す?まじですか。 いや、もっと言うならマックスのパパ。彼は無関係じゃないんですか?それにマックスに協力してもらおうとしているのに殺しちゃうんですか?え?マックスには感謝している?でもそれとこれとは話が別。社長なんだから死んで償うべき?うわあ、容赦ないですね。 かなり拡大解釈のエレノアさん。マックスパパを殺そうとしていなければ、警備員さんにもう少し優しくしてあげていれば、私はあなたを擁護するんですけどねぇ。え?じゃあお前も死ね?いやいや、冗談ですよ。エレノアさんが死刑だって言うなら死刑に決まってます。ですよねー。もうほんと出過ぎたことを言ってすいません。どうかうちの鏡には出てこないでください。 っていう感じの、良質ホラーです。[DVD(字幕)] 7点(2020-04-27 12:53:40)《改行有》 7. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 技術の進歩は素晴らしい。ただただその映像美と迫力に酔いしれます。最高です。 正直、ストーリー、脚本だけでいくと7点くらいなんですが、映像技術の素晴らしさに+1点です。 個人的には、今作もⅠには及ばない、というより、テイストが違うので個人的な好みからいくとⅠのほうがやや好きかも、というほうが正確かもしれません。 ただ『チームプレイ』という意味においては、今作はシリーズ中最高に面白いのではないでしょうか。 ラストプレイで、それぞれの戦いが同時に決着した瞬間、核ミサイルが起爆せずにぶつかっただけで海に沈んでいくときのカタルシスは鳥肌ものです。 ついでに言うと、シリーズ中もっとも笑いのレベルが高かったのも本作かもしれません。それもシリアスなストーリー展開の中に、ごく自然に、おちゃめで天然なやりとりが入ってくるのだからたまりません。 走る列車。ATMのように機械音声で冷静に『網膜スキャンします』。この時点でもう腹筋やばいです。 ドバイで。『コンピューター室に外から入るしかない。』『何階だ?』『130階』『130階?』『換気ダクト。』『センサーが』『ムリだ。』『エレベーターシャフト』『センサーが』『ムリだ。』このやりとりで腹筋が崩壊しました。更に手袋の説明で、『ブルー(青)はグルー(くっつく』『じゃ、レッド(赤)は?』『デッド(死)』でダメ押し。 シリアスなシーンとコメディパートの緩急のつけ方が良いんですよね。 1シーン1シーン、スパイグッズ1つ1つが新アイデア満載で面白い。ただあまりに見所がありすぎるがために、一本の映画としてのまとまりに欠けているような気もします。 悪役に華が無いのも辛いところか。ヴィジュアル的にも魅力満載で異彩を放っていたサビーヌ・モロー役のレア・セドゥーは、惜しくも途中退場。ただ彼女もオープニングでは悪のカリスマごとき立ち居振る舞いだったのに、ドバイでは普通の人でしたね。なんかキャラ設定が惜しい。できればラストまで天才暗殺者のような立ち回りでイーサン達の前に立ちはだかってほしかったです。 このシリーズはどれもテイストが違うのに、それぞれがそのテイストにふさわしい完成度をほこっているのが何気に凄いです。 特に撮影技術は素晴らしく、その中でも本作は最高峰。 ローグ・ネイションが今から楽しみです。どちらも映画館で見たかった~。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-12-21 03:50:14)(良:3票) 《改行有》
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