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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ミニオンズ 映画は見なくてもミニオンズを知っている人は多いかもしれない。 怪盗グルーによる本伝シリーズはそっちのけで本作鑑賞。 可もなく不可もなく。 ミニオンズの能天気で奔放なキャラクターだけで突っ切るので、一見張ってありそうな伏線回収はほとんどない。 ストーリーの整合性もあったものではなく、現れてはちょっと活躍して退場していくサブキャラ達。 そう言えば、『ペット』も『SING/シング』も似たような中身であり、 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』をも手掛けるイルミネーションスタジオの"作風"なのだろう。 完全に子供向け、ファミリー向けに振り切って、 意識高いメッセージ性や巧みなストーリーテリングを求めるのは筋違いにも程があるか。 見ていて何も残らないが、純粋な娯楽映画として手堅く稼ぐにはこれが正解だろうね。[地上波(字幕)] 5点(2023-10-21 01:42:27)《改行有》 2. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 コメディ俳優のサイモン・ペッグを前線に投入して物語に緩急をつけ、ピクサー作品でお馴染みのブラッド・バード監督による縦横奥行のテンポ良いアクションが、マンネリ気味のシリーズに新しい風を吹かせたのが成功の要因。難を上げれば敵役がジャン・レノやフィリップ・シーモア・ホフマンに比べると影が薄くて、決着があっさりと感じてしまった。さて、3を見てしまうと主人公の恋人との関係はどうするのかとモヤモヤしてしまうが、ラストのほろ苦い回答にスパイとしての宿命を見た。[映画館(字幕)] 7点(2022-03-17 21:20:58) 3. 未来のミライ 《ネタバレ》 海外の批評家からは好評、国内では不評が少なくなかったそうだが・・・これは已む無しだろう。それだけ海外勢が真意を理解しているとも言えるが。誰に向けられて作られたのか分からないし、流石に監督のファンでも今後距離を置くのではないか。"作家性が強い"と言えば聞こえは良いが、同じ家族を描いたアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』ですら観る者の本能と感情を強く揺さぶるのに本作にはそれがない。作品のテーマに中身がついていっていない。ひたすら監督の狭い世界で完結し、シンプルなテーマをひたすら捏ね繰り回して難解にさせている無責任さがある。宮崎駿同様、裸の王様状態だ。なぜこうなったのか世界観を放り投げたまま、上から目線で家族がどうとかクドクド語られたらむしろ拒否反応しかない。四歳児のワガママにひたすら付き合わされるのもほどほどにしてもらいたい。アカデミー賞を始めとする海外の映画賞では候補で終わるだろうが、国内では海外で評価されてる&日テレ主催&細田ブランドで忖度同然の受賞は目に見えている。これより優れたその年の長編アニメがいくつもあるのに。[ブルーレイ(邦画)] 3点(2019-01-22 22:56:49)(良:1票) 4. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 監督が己の個性を押し殺して、ひたすらトム・クルーズの活躍に徹する職人技を堪能する。組織が解体される前作と同じシチュエーションが気になるが、大逆転するのは分かっているのに、自分も仲間も一巻の終わりと思える絶体絶命の安心感の無さが良い。その真剣勝負はスタントシーンにも通じる。ある意味、私生活で破綻しているからこそ、無理なスタントで死に急いでいる気がしてならない。[地上波(吹替)] 7点(2018-08-10 19:28:45)
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