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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ミュンヘン 傑作とまでは行かずとも、面白い映画ではあった。帰る場所や帰属する団体なり国があるということがどういうことなのかを考えさせられる映画である。とは言えそうした要素に翻弄される外国人の知人でもいれば物語の深さもわかるのだろうが、普通に暮らしている日本人にとっては興味や意味を見出すことはまず難しいだろう。その意味で、題材からしてまずウケにくいだろうとは思った。少なくとも一般向けな映画ではないだろうし、何か強いメッセージ性のあるインディー臭のある映画だと感じた。最後の締め方は賛否ありそうだし、自分も「あれ?」と思ったのだが、映画を通して見るとあれで良かったという気がするから面白い。6点を付けたい所だが、才能ある集団が丁寧に作った映画なのだなということがわかって、作り手達に敬意を表する意味でも1点追加したい。[DVD(字幕)] 7点(2010-11-23 11:58:17) 2. ミスティック・リバー この映画、は、レビューしづらいなあ。面白いしグイグイ引きこまれたんだけど、脚本勝ちかというとそうでもなく、画面や演出、展開で魅せるかというとそういうわけでもない。役者達の演技だけで引き込む正統な(ある意味では異端な)作品なのだけど、見終わった後も何の感情の起伏ももたらさないという意味では他人に薦めるのは憚られる。個人的にはケビン・ベーコンが珍しくまともな役だったのが面白かった。[DVD(字幕)] 6点(2009-09-12 02:31:47) 3. ミッシング(2003) 演出や展開に今までの映画的なお約束があまり感じられないという部分で多少評価。ただしジェームス・ホーナーの曲が逆に邪魔で、サウンド的には「アラモ」のような演出の方が良かったような気がする。それにしても強い女を演じさせたら天下一品のケイト・ブランシェット。この映画でも(肉体的に)強い女を演じてます。他人に薦められるか?というと微妙な位置だけれども、個人的には気に入りました。カテゴライズ出来そうでいてオリジナルとも言える、作品性というか個性が出ていて終始不思議な感じだった。[DVD(字幕)] 7点(2009-08-25 06:01:58) 4. ミスト 《ネタバレ》 クチ開けながら見入ってた人間が言うことではないと思うけど、ちょっとこれは、面白いとは言いたくないなあ。最後が残酷すぎると言うか、オリーが死んだあたりからオチは読めてましたけど、なんかいかにも背伸びしたがりな高校生が残酷とかグロとかアンチヒーローにハマちゃって、途中までご都合主義の連続なのに最後でちゃぶ台返しして全部台無しにしちゃって俺大満足!みたいな子供っぽさを感じて呆然と苦笑い。リアリズムって意味なら、新バットマンシリーズのがよっぽどリアル。ただし、意図的なカメラの手ブレ演出やクリチャーのデザインには感心。クモ怪物の糸のCGがダメすぎて興ざめしたけど、それ以外はグラフィックも充分及第点。密室系サスペンスの心理描写なんかも上手いし、時間分の元は充分取れたと断言できます。[映画館(字幕)] 6点(2008-07-31 00:01:09)
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