みんなのシネマレビュー |
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1. M:i:III おそらく練りに練ったであろう脚本にハリウッドの持てる技術をこれでもかと叩き込んだような豪華絢爛な映像だ。映画館でハラハラドキドキクラクラしたいのならもってこいの映画。トム・クルーズはやはりイーサン・ハントというよりどこまでいってもトム・クルーズなのだが、もう一人の主役といえるフィリップ・シーモア・ホフマンが完全に乗っ取ったとも思える怪演。この人無表情なのに内に屈折した邪悪なキャラクターを醸し出すのがじつにうまい。彼がいなければ7点止まりだが、1点プラスさせていただきます。[DVD(吹替)] 8点(2006-12-07 05:21:17) 2. ミラーを拭く男 一言も喋らない主人公という設定は斬新なのかもしれないが、そうするならばもう少し彼のミラー拭きにいたる動機や途上の心のひだをもっと演出してほしかった。あまりにも飄々としていて、彼がいったい何者なのかさっぱりわからない。単調な旋律を繰り返すBGMも彼の内面を見えにくくしてしまっている。おそらく脚本を読むだけなら面白いかもしれないが、映像化する段階で監督の演出力のなさが露呈してしまった印象。ともあれ新進の映像作家なので今後に期待。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-05-12 05:45:18) 3. ミュンヘン 《ネタバレ》 最初は映画館で、今回DVDにて鑑賞。ミュンヘンオリンピックの事件の時は僕は小学生だったが、なんとなく覚えている。今も憎悪と暴力の応酬が続くパレスチナ。ユダヤ系であるスピルバーグにとっては大変身近なテーマなのだろう。その点日本人にとってはニュースでいつも見ることはあっても、何処か遠い世界のような気がする。平和ボケが良いか悪いかは置いて無実の国民を何百人も拉致されても何も出来ない日本とは全く違う。イスラエルも、土地を終われたパレスチナ人も、自らの国、生存権を守るためには暴力をも躊躇しない。その血と暴力の歯車に否応無く巻き込まれていくアヴナーは、任務を遂行するうちに、段々とこの現状に疑問を抱くようになり、最後には暴力の応酬からは何も生まれないことを悟るわけだ。うーん、しかし、どうだろう。この応酬からは何も益が無いということは多くの人がわかっているのではないだろうか。それでも止まらない現実に悲劇がある。映画としてそのような落とし所に持っていくのはとても正統で、確かにそのとおりなのだが、僕には何か割り切れないものが残る。おそらくスピルバーグもその辺はわかっていて、その絶望がラストシーンのWTCに現われているのではないか、と僕は解釈したのだが・・・。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-30 16:16:59) 4. ミニミニ大作戦(2003) オリジナル未見。盗人グループの駆け引きや物語の展開など、水準以上の出来だと思います。しかし最近のハリウッドカーアクションはどの映画も良く出来てはいるが、見せ方がどれも似たり寄ったりだな。アイデアが出尽くしたのかもしれません。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-10 09:48:12) 5. ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 フランキーと彼を見守りながら寄り添うように静かに生きるエディ。彼らの描写は丁寧で、決して成功とはいえない人生を背負いながら静かに生きる切なさを感じさせる見事な演出だと思う。しかしその割に娘を金ずるとしか見てない母親や勝利のためなら反則技もいとわない娼婦上がりのボクサー、彼らの悪役ぶりがマギーとフランキーの絆をより際立たせるための単なるコマになっているようで、そこだけ世界が薄く色あせてみえてみえる。彼らにも人生があり陰も陽もあるはず。フランキー、エディ、マギーを深く描くなら、同じ愛情で彼らも描写して欲しかった。 そしてあまりに救いの無いラスト。「ミスティック・リバー」といい、この人の近作は希望が無い。全体としてとても水準の高い作品だと思うし、これも人生だと思うが、僕は映画から希望や明日生きる勇気を与えてもらいたい。そしてエンドロールが終わったスクリーンの向こう側で生き続けているであろう主人公達の幸せを祈ってしまうような、愛を感じる映画に高い点数をつけたいと思う。[映画館(字幕)] 7点(2005-05-30 21:41:06)(良:2票) 《改行有》 6. Mr.インクレディブル 映画の楽しさがいっぱいに詰まった傑作!愛らしいキャラクター、息もつかせぬ展開、圧倒的なビジュアル。素晴らしい音楽。そして観終わった後、すがすがしく爽快な気持ちにさせてくれる。そばにいてくれる人を大事にしようと思う。エンドロールの向こう側にはまだ彼らの世界が続いていて、あの家族達の活躍が続いているに違いない。そんなことを思いながら映画館を後にした。そしてもはやCGの出来がどうのというのも野暮な話だが、触れずにはいられまい。凄まじくクオリティの高い造形、動き、ビジュアルセンス、美術、非の打ち所が無いとはこのこと。1カット1カットがこれでもかと言うほど念入りに作りこまれていて、それを惜しげもなく短いカットでバッサバッサとつないでいく。圧倒された。10点(2004-12-28 23:26:06)(良:2票) 7. ミスティック・リバー 《ネタバレ》 ショーン・ペンにどうも感情移入できなかった。娘が行方不明になり、遺体が発見され、兄弟を使って犯人探しをする過程で(娘が殺されて混乱しているとしても)どうも感情表現がちぐはぐで一貫性が無いように見える。デイブを誤って殺してしまったことがわかっても、余り彼は動揺しないというのも腑に落ちない。一体どういう人間として描きたかったのか。5点(2004-07-12 22:19:54) 8. ミスター・ベースボール ドラゴンズもよく協力したなあ。まあステレオタイプな日本人と日本の風俗は仕方ないが、日本ロケしてるだけあってまだましな方か。しかし物語の持っていき方がもろハリウッド。もうこういうパターンって公式があるみたいに判をおしたように同じ。5点(2004-03-15 03:36:31) 9. ミセス・ダウト 「トッツィー」を先に観てしまったので、こういうシチュエーションにさほど新鮮味を感じなかった。可もなし不可もなしといったところでしょうか。5点(2004-03-14 22:18:30) 10. 壬生義士伝 この映画、原作、TV放映版とも未見なので、比較は出来ないが、どうも主人公の内面や行動の掘り下げが中途半端だったような気がする。「家族」と「義」の間で生きる吉村貫一郎の人生や心にもうひとつ入っていけなかった。きっとこれだけの時間では原作の魅力が伝わりきらないともおもうが。音楽は冒頭の太鼓はカッコよかったのにその後見せ場見せ場でちょっとしつこかったかも。吉村の家族との別離、最後の独白もくどかった。6点(2004-02-26 03:49:06) 11. ミート・ザ・ペアレンツ こういう映画ってアメリカ人喜びそうだなあ。軽い気持ちで見れるのでいいですね。5点(2003-12-12 22:53:59) 12. 未来世紀ブラジル この世界観。もう頭がクラクラするほど衝撃的でした。そして決して忘れないテーマ曲。80年代はまだ冷戦が終わっていなくて未来に希望が持てなくて、明るい未来って想像できませんでしたが、そんな重苦しさも漂ってるような気がします。8点(2003-12-12 16:10:48) 13. ミッション・トゥ・マーズ SFものっていうのはどうしてもセリフが説明的になり勝ちなんだけど、これももう少しスマートに描けなかったのかなとおもいました。5点(2003-12-12 16:10:03) 14. M:I-2 ウーさんは物語を語るより、かっこいいショットを撮りたいだけなんじゃないかと。5点(2003-12-12 16:09:47) 15. ミッション:インポッシブル 2作目よりはオリジナルの味が残っている。でもそれ以上でも以下でもなし5点(2003-12-12 16:09:32) 16. 未知との遭遇 これももう何回観たかわからないほどなので、客観的に点数つけられないんだけど、スピルバーグは子供達の演出が天才的にうまいね。家族の何気ない会話って万国共通なのだなと思いました。映画の見せ場は後半のマザーシップ登場シーンなのに、ロイの家族のシーンが一番好きですね。今思うのは、ロイは奥さんと子供その後どうするんだと。 それからバリーが宇宙人に連れて行かれるところで、レコードが勝手に鳴り出しますよね。あの曲がすごく印象に残ってます。あれ、何の曲だか知ってる人いますか?w。<<追記>>6/27に民放で放送された未知との遭遇ファイナルカット云々ははっきり言ってめちゃくちゃにカットされた粗悪品です!!ロイと家族の絡みがすべてカットされていて最悪!皆さん、あれで本作をしょーもないと思わないで下さい!!是非DVDなどレンタルしてノーカット版をご覧下さい!!!10点(2003-12-12 16:09:16) 17. ミクロの決死圏 今の水準で観れば特撮などなんとも稚拙だが、当時は人間が小さくなって人体の中を探検するなんて、それだけでSF好きの僕は興奮したものです。なので、当時の気持ちのままの点数。8点(2003-12-12 16:08:39)(良:1票)
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