みんなのシネマレビュー |
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1. ミッドサマー 《ネタバレ》 アイデアや映像はとっても良い。ストーリーはイマイチでした。 飛び降り自殺儀式までは快調。更にこの後も常軌を逸した命懸けの儀式が続き(本当に死ぬまで踊り続けるとか)、それに主人公たちが巻き込まれていくんだろな・・と思ってたら、全然違う話。 ラスト、お父さんを殺してしまって新しい命は共同体で育てる・・って事なんだろうけど、これ社会主義ですね。子供を親から引き離して共同体で育てるというのはポル・ポト時代のカンボジアが有名ですが、北朝鮮も今だにそういう事やってるかもしれない、要は伝統を騙った新興宗教。考えてみれば最初の方で「僕はコミューンで育ったんだ」とネタバレしてますね。(フランス以外で「コミューン」というのは「社会主義共同体」という意味。「コミュニスト」とは「社会主義者」。崩壊したソ連や資本崇拝主義と化した中国を始め、あらゆる実験が完全に失敗してるのになお信奉しようとするのは、科学でなく宗教以外の何物でもないです。)これなら冷戦の影に脅えた70年代辺りに、もっと出来の良い怖い話が腐るほど有りそう。 結局学生たちは最初から犠牲になる運命だったのか、オイタをしたからああいう事になってしまったのか、見てても何か良く判らない。 地元の大切な祭りにヨソ者が入り込んで優勝してしまうという図々しさ、あれだけ友人たちから庇ってくれた恋人を簡単に裏切ってしまう薄情さ。ヒロインの自己中ぶりも何だか不快。 そもそも白夜という設定が生きていない。夜は閉め切った真っ暗な小屋で寝るので、夜寝て朝起きる普通の生活と同じ。「明るいのが怖い」ってキャッチコピー通りになってない。 結局この監督、ストーリーや演出で怖がらせるという能力が決定的に足りない。だからショッキングなシーン(自殺した妹の白目向いた正面顔や、老夫婦の顔面崩壊)でポイント稼ぎしてるだけって感じ。 次はもう観る事ないだろな・・。[DVD(字幕)] 6点(2021-08-13 00:21:01)(良:1票) 《改行有》 2. ミスター・ガラス 《ネタバレ》 ヒーローものはコスチュームが命。まぁでもコスチュームの無い普段着のまま摩天楼で空中戦繰り広げるのも新鮮かな・・と思ってたら、病院の裏庭でおっさん同士がフーフー言ってじゃれ合ってるだけ。なんだコレ。 「オオサカタワーはダミーで、地下道の監視カメラに沢山映るのが目的だったのね!!キィーーーッ!!」と女医さんは悔しがるも、タワーまで行って大観衆の不特定多数の人々に動画UPしてもらった方がよっぽど拡散するのでは・・。 冒頭でダイアナ・シルヴァーズのチアガール姿が拝めたのだけは良。[DVD(字幕)] 5点(2021-06-28 22:46:48)(良:1票) 《改行有》 3. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 007がやや失速気味なのに比してこちらは好調ですね。面白かったです。様々なカーアクションも工夫を凝らした迫力で良。 偶然なのか、どちらかが意識したのか、後半の舞台と展開が「スペクター」と同じ? モロッコの秘密施設での大活劇、クライマックスの夜のロンドンでの追いかけっこ等々。ランドスケープの見せ方や、アイデアの面白さという点でこちらに軍配。 組織が解体された中で孤立して戦わないといけないという設定も同じですね。上層部トップに工作員が居たというのも同じ。 残念なのは中盤のオペラのシーンが意味無く中国モノな事。これだけは「慰めの報酬」の現代美術的なトスカに大きく劣った感じ。 オープニングで中国資本が大きく係わっている事は察せられますが、自国の文化をゴリ押ししてくるんでしょうかね?製作者もこのシリーズと中華センスは合わないって事を「2」で学ばなかったのか。[DVD(字幕)] 7点(2016-07-23 06:27:07)(良:1票) 《改行有》 4. ミーン・マシーン あまりお目にかかれない欧州サッカーものなので期待してたんですが…どうも演出・脚本が大味、というか適当な感じで、個人的にいま一つでした。この手の物に良作が少ないのは、実際のサッカーがあまりにドラマティックで、あえてフィクション作ろうという人少ないのかな…5点(2005-02-15 00:36:13) 5. 未来警察 工作風昆虫メカ地獄。チープでシンプルだと逆にアイデアの良さがよく味わえるというのはあります。大して期待してなかったB級ものにこういうのがあるとちょっと得した気分。7点(2004-11-22 23:04:34) 6. ミッドナイト・ラン この映画見てロードムービーが好きになりました。渓谷のシーンは大画面ならではの迫力。ラストのアッサリとしたほろ苦い味わいもなんとも言えないです。8点(2004-05-29 23:37:39) 7. 未来世紀ブラジル 社会主義国家とは実際こんなものだったんだろうか。同時期に「1984」が映画化されたけど、こちらにお株を奪われた感じ。美術がとても良い。「鎧武者」は英米人のトラウマを表しているようでちょっと笑いました。7点(2004-03-19 22:00:52) 8. ミシシッピー・バーニング おそらく日本では想像もつかない「本物の」差別を扱った映画。パワーあります。キレた役の多いデフォーがひたすら生真面目なキャリア刑事を演じているのは新鮮。 ラストはかなり強引かも。7点(2004-03-03 23:17:29) 9. M:I-2 1と違う発想で撮れば良いというものでは… 単なる平凡なアクション映画になってしまった感じ。監督の選出から間違いだったのかも。 5点(2004-01-11 22:48:29) 10. ミッション:インポッシブル スパイ映画が本来持つ二転三転の知的ゲーム感覚の復活。アクションは少なめながらその分強烈、独創的。007すらネタに困ってるのに今頃なぜ?という思いが払拭された納得の一本でした。8点(2004-01-11 22:42:34) 11. ミミック 人を襲うために人に擬態するアイデアがイイ。薄暗い地下鉄駅で、そうとは知らず「すみません、今何時ですか?」と尋ねるシーンはゾクゾクしました。ラストはほとんどエイリアン2。7点(2003-12-02 20:06:14)(良:1票) 12. ミッドナイト・エクスプレス(1978) 脱獄ものの傑作。最後のシーンにあの音楽、さすがに泣けました。自由のありがたさがしみじみ感じられる映画。ただ、逆にアメリカの刑務所に収監されたトルコ人青年の映画を作っても実は結構エグかったりして。本編のヤマ場である「貞操の危機」が初っ端から来そうだ… 8点(2003-11-30 00:35:35) 13. みんなのしあわせ こういう人がヒロインとは流石スペイン?どことなくデリカテッセン。6点(2003-11-30 00:04:00)
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