みんなのシネマレビュー |
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1. ミスティック・リバー どんより落ち込んだが、「くだらないものを観てしまった」とは思わない。後味の悪さは、いままで目をそむけていた現実を目の前につきつけられた衝撃。世の中、理不尽と不公平に満ちている。デイブの過去も理不尽なら、ジミーの娘ケイトの死も理不尽そのもの。それらがはちあった結果生まれる新たな理不尽を、すべて流し去ってしまう神秘の河。人間、過去や罪を背負って生きているし、それを理由に、また罪を重ねてゆく。『ミスティックリバー』というタイトルは、河のほとりに立ってじっと見つめてごらん、そう言っているように思える。「現実」から目をそむけず、「過去」と「罪」について考えてごらん、と。10点(2004-10-28 00:54:27)
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