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プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  ミスト 《ネタバレ》 「キングのファンとしては、割と原作のイメージに忠実であるというだけで嬉しかった。タコ足の登場シーンでは普通なら失笑してると思うけど、「うわ、懐かしー」と喜んでしまった。そうそう、数あるキングの小説のなかでも『霧』は飛び抜けてB級風味が強いんだよね。 ラストの賛否が分かれるのは当たり前。ただ正直な話、原作のぼやけた幕切れよりは数段ましだと思う。微かな希望を暗示する結末ではあったが、はっきりいってお茶を濁して終わった印象だった。キング本人が映画版の結末を認めたのも、あの中篇の最大の欠点がそこにあると自覚していたからじゃないだろうか。 このラストはあざといといえばそれまでだが、作品のコンセプトが明快になったのも確かだと思う。つまりは、ときには災難それ自体よりも人の恐怖心やパニック、絶望のほうが命取りになり得る、ということ。誰も指摘しないのが不思議だけれど、この作品の状況設定はスーパーマーケットに閉じ込められる『ゾンビ』によく似ている。『ゾンビ』の方は人間同士の悪意によって自滅するのに対し、こちらは精神的な脆さに焦点がある。仮に異次元の怪物ではなく大規模な自然災害を題材に選んだとしても、似たようなストーリーが成立したはずだ。 冷静に振り返れば、実は人々が冷静、かつ用心深くさえいれば、死傷者は半減しただろう。怪我人が霧中に危険があると証言した時点で、そこに留まって警察や軍隊の救援を待つというごく当たり前の判断をしていればよかったのだ。遭難したときに下手に動かずレスキューを待つのが賢いのと一緒で。ところが恐怖という感情は厄介なことに、伝染する。スーパーから逃げ出すはめになったのは恐怖心に支配された群衆のせいだが、逃避行に最悪の形で終止符を打ったのは、自分たちの恐怖心のせいだ。そもそも冷静に考えれば、工夫次第でさらに生き延びることができたはずではないか? 最後に再登場するあの母親が、もう一歩で助かり得たのだという冷厳な事実を突きつける。 ところでこの狂信者の女、アメリカ人からするとどれだけリアリティが感じられるキャラクターなのか、気になるところだ。日本人からすればこいつに惑わされるなんて絶対ありえないように思うが……いや、細木数子みたいなのがいれば数人は騙されるのか?[DVD(字幕)] 8点(2008-09-26 11:56:27)(良:1票) 《改行有》

2.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 最期の選択について。同じ障害を抱えていても強く生きている人はいるんだから、彼女も死ぬべきではない――そう思う人もいるだろう。でもボクシングというスポーツにすべてを賭けていた彼女が全身不随になってしまうことの苦しみ、しかも支えてくれる家族もいないという孤独を思えば、彼女の決断を責めるのはおかしいと思う。そもそも人の心の苦しみはあくまで主観的なもので、他のケースと比較して重い軽いとたやすく言えるものではない。身体障害のない人がどうこう言うべきではないし、たとえ障害があったとしても、苦痛の感じ方は個々人によって異なるのだ。  同じように、この結末に希望を見出せるか否かもまた人によって違う。少なくとも私は、救いのない絶望的な結末だとは思わない。むしろ不幸と断ずることは失礼じゃないかとすら思う。短い間とはいえ栄光を手につかみ、心から信頼できる人物と出会うことのできた人生。生きるために生きるのではなく、ボクサーとしての誇りのために、ほんとうの意味で「生きる」ために死んだ(*)。最後の瞬間、ベッドの上の彼女の笑顔にはまぎれもない幸福があった。重い物語ではあるけれど、一口に不幸とも幸福ともいいきれない、歓びと哀しみの入り混じった物語だ。少なくとも彼女の人生にはかけがえのない生の実感があったではないか。何の価値もない絶望的な人生だったなんて、誰が言えるだろう? 幸福のあり方は人によって違うのだから。この映画には確かに、生きることの美しさがある。イーストウッドの映画は暗い。しかしただただ陰惨なのではなく、光を探すために暗闇を見つめる、そんな映画なのだと思う。 (*念のためにいっておくと、全身不随の生活が「ほんとうの意味で生きていない」と言っているわけではありません。あくまでも「彼女にとって」の話です。文脈からわかると思いますが念のため)[DVD(字幕)] 8点(2005-11-06 12:06:48)(良:1票)

3.  ミニミニ大作戦(2003) アクションなのに暴力シーンが少なくて、ストーリーとキャラクターだけで楽しませてくれるので洒落た印象。いい意味で軽い、良質のエンターテインメント。あと、ひたすらやな奴で情けないノートンが○です。8点(2004-02-24 02:49:30)

4.  M:i:III 《ネタバレ》 スパイものというよりは『ルパン三世』の実写版を観ているかのよう(途中カリオストロまで混ざってたような?)。橋での攻防戦までは、けっこう面白かったのに。ホフマンは爬虫類じみた不気味なオーラを放っていてさすがだが、脚本は彼の個性を充分に生かし切れていない。ヒーローが最強過ぎると安心して観ていられるのが難点だ。まさか脳に爆弾を埋め込まれて根性で立ち上がるとは……。 もっとも、「ポップコーンムービー」としては水準に達していると思う。マギーQのドレスがめくれた瞬間、多少の欠点には目をつぶろうと思った。[DVD(字幕)] 6点(2009-08-27 22:44:15)(笑:1票) 《改行有》

5.  ミュンヘン 一つ一つのエピソードは面白いのだが、展開にメリハリがなく、クライマックスに向けて盛り上がっていく流れもなし、グズグズ感は否めない。『キャッチ・ミー…』のときも思ったけれど、たぶん原作に魅力的な要素が多すぎて欲張りすぎてしまうのだろう。娯楽性の強さも重いテーマにそぐわないように感じた。 それにスピルバーグは残虐描写が上手になった分、人間ドラマを描くのは下手になったと思う。強く心を揺り動かされることは少なく、一方でショッキングな映像に何度もおえっとさせられる。でも悲劇を描くための表現が血まみれの死体を転がすことだとしたら、スプラッター・ホラーと同レベルじゃないだろうか? さりげなくきれいな映像などを観るにつけ、スピルバーグは技術的には円熟期にあるのだと思われる。熟練すれば手癖だけで撮ってもそれなりに形になるし、面白いには面白い。しかし実のところ、大傑作という程の出来ではないのでは? 主張もご立派だが凡庸で、文句のつけようのない正論ではあるものの、だからどうしたという感じもある。[DVD(字幕)] 6点(2006-09-01 17:22:06)《改行有》

6.  mute ミュート(2001) 《ネタバレ》 ほとんど台詞なし、しかも老人の生活をたんたんと映しているだけ。なのに、不思議と飽きない。沈黙の場面が長いと聞いて素人くさい自己満足映画ではないかと疑ったのだが、案外形になっているように思えた。うら寂しい風景や、何気ない生活音が印象的で、静けさが上手く不気味さに昇華されている。そして話が半ばを過ぎて、劇中初めて口に出される言葉が"murder"(殺人)。これはちょっとかっこいいと思った。少女の亡霊の映し方も気持ち悪く、個人的にはオチも嫌いじゃない。地味だけど、妙に生々しい陰惨さがよい。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 22:07:58)

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