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プロフィール |
コメント数 |
174 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
好きな映画: 分野によらず、完成度の高い(無駄なシーンが少ない、説明 っぽいセリフがない、話がうますぎない)もの 嫌いな映画: 子供だましなシーンやセリフが多いもの だれかが死ぬから悲しいお話 悪いことをする人を「実はいいやつ」として持ち上げる映画 そんな見方は損だろうと突っ込みたくなるレビュー: 「今観ると古い」 「(後から作られた)○○に似てる」 「期待してたのと違った」 |
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1. 未来世紀ブラジル
支離滅裂な展開が何故か観ていて楽しい。「わけわからん」ぶりにも、うまい下手があるってことなでしょうね。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-06-06 22:32:25)
2. ミュージックボックス
《ネタバレ》 よくある裁判ものと違って、事件そのものが、登場人物の「語り」だけで描かれるので、異様な緊張感を生んでると思います。ガブラス監督の得意の語り口ですね。人々はみんな表情を抑えた演技に徹してるのに、薄暗い画面を通して、強烈に感情の変化を伝えてきます。そして、なんといっても、あのクライマックスでしょう!!怖いとか、驚いたとか、単純な言葉ではとても表せないような衝撃が襲ってきて、泣いてしまいました。政治的な問題でメディアで取り上げにくいのでしょうが、傑作です。[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-11-30 21:37:30)
3. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 ストーリー自体はどこかで見たようなものなのに、細かい気の利いた演出の連続で、こんなにもおもしろい映画になるんですね。微妙な表情・しぐさの使い方や、しつこくない伏線の張り方が見事で、映画的な楽しさが満載されています。FBIのバッチを盗んだあとのおふざけポーズとか、ハンドルにサングラスを置いて「アロンゾとおれだけに分かるジョーク」と言う場面、ああいうシーンをここまでサラっと自然に見せるのはほんとに難しいと思います。そして、一番好きなのは、ラストの別れのシーンで、デニーロが振り返ると、さっきまでいたデュークがいなくなっていて、それを見て微妙な表情を浮かべるデニーロ、あの一連のカットの、余韻のあるエンディングは、短いようで長かったドタバタ劇が終わりを迎えたことの、一種独特なさみしさがほんとに良く描かれていて、何度見ても、悲しくもないのに泣けてしまいます。過去最高のエンディングかもしれません。笑い・泣き・ドッキリを露骨にねらった娯楽映画の多い中で、「大人の」娯楽映画だと思います。[ビデオ(字幕)] 10点(2007-05-18 23:47:44)
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