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プロフィール |
コメント数 |
92 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
基本的に点数が甘めになりがち。 あまりジャンルに好き嫌いはありませんが、やはり娯楽映画が好きです。 密度の濃い映画が好みですね。 |
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1. M:I-2
《ネタバレ》 このシリーズは毎回監督が違う。二作目を任されたのは当時「フェイス/オフ」が成功して勢いに乗っていたジョン・ウー。しかし個人的にはジョン・ウーに勢いがあったのは「フェイス/オフ」までという認識だ。今作では興行的には成功だったとしても作品内容的には成功したとは思えない。
ジョン・ウーの演出は良くも悪くも過剰だ。序盤のお互いの車を回転させながら見つめ合うシーンで男女が恋に落ちるところを描いたり作戦内容を聞いてのトム・クルーズの怒りを炎で表したりと誠に分かりやすい。ヒーローが登場するシーンで鳩をバーン!と登場させたりラストの宿敵との対決での激情を波しぶきで表現したりとここまで分かりやすいと思わず笑ってしまう。ジョン・ウーのこういった過剰な演出はコテコテの浪花節で描く抜き差しならないドラマがあってこそ成立するものだ。表面的に描いたところでそれは感動に結びつかない。
敵の元カノを作戦に加えるという妙な設定で妙な三角関係を作り出しライバルの顔をかぶり女の真意を確認したり葛藤したりするところは、お互いに敵の顔をつけ妻との三角関係に葛藤する「フェイス/オフ」を彷彿とさせる。だが主人公と敵との関係を匂わす程度で掘り下げていないためドラマを産み出せていない。
スパイらしい行動もあるにはあるがそれはサスペンスになっていない。結局のところハラハラしないのだ。だから銃撃戦が始まる中盤までは退屈だ。1作目以上にトム・クルーズのみが目立つ内容になっていてトム・クルーズのプロモーションビデオにしか見えない。ジョン・ウー作品を観て自分もこんな風にカッコよく撮ってほしいと思ったのだろうか。福顔のチョウ・ユンファ、デコが広いティ・ロン、二枚目とは言い難いジョン・トラヴォルタ、ニコラス・ケイジ等々をコテコテのドラマとエモーショナルな銃撃戦でカッコよく輝かせるのがジョン・ウーの真骨頂だ。すでにイケメンでカッコいいトム・クルーズは合わないのではないだろうか。そういう化学反応を起こさせたいなら相応のドラマや脚本が必要だったのだと思う。
とはいえお得意の銃撃戦、特に後半の銃撃戦を交えたバイクチェイスはトム・クルーズの動きの良さもあって見どころの一つだ。強すぎてハラハラはしないが。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-11-24 01:17:01)《改行有》
2. ミッドナイト・ミート・トレイン
《ネタバレ》 映像の全体的な質感はとてもいいと思う。グロテスクなシーンもあるがその質感によって生々しさが中和されスプラッターでありながら意外と観やすかった。
日常的に使用しているものが何か恐ろしいところへ繋がっているという感覚はとてもいい。まあ、ありえない話だしなぜ夜な夜な殺人をくり返すのかという理由は唐突過ぎるのだが。そこら辺がうまく掘り下げられればもっと良作になるのだろうが、難しいし中途半端に描かれるよりはまだいい。
終盤の格闘シーンのカメラワークなどは北村龍平らしさを感じた。アメリカでの仕事はなかなか難しいだろうが頑張ってほしいと思う。
ブラッドリー・クーパーがスターになる前の作品だがやはりスターになる人はスターになる面構えをしてると感じた。[インターネット(字幕)] 6点(2017-11-17 15:58:55)《改行有》
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