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1. ムッシュとマドモアゼル
《ネタバレ》 ベルモンドが一人二役、どころか変幻自在に役をこなすのが面白い。
劇中の映画スターが実はオカマという設定でそっち風に見せる演技だったり、また生活保護観察員を出し抜く演技やカフェの外から電話で映画のエージェント役をやったりと、ベルモンド本人も楽しんで役をこなしているようで、観る側のこちらとしても終始楽しく鑑賞できました。
スーパーのゴリラの実演販売や、クロード・シャブロルが映画監督役として出ているところなど、色々と興味深く見どころは多かった印象です。
ラストの空中アクションやトラが襲い掛かってきたシーンなどなかなか危険なシーンだと思えますが、代役は立てなかったのでしょうか。判別が難しかったです。[映画館(字幕)] 7点(2022-09-09 14:44:56)《改行有》
2. 無法辺境地帯
《ネタバレ》 う~ん、ちょっとストーリーに難があり過ぎかなと。
まず、オープニングから銃撃戦が繰り広げられている時点で意味が分からないし、それに、目の前でタイミング良く馬から転げ落ちるシーンとか、ダイナマイトが何故か岩の陰に隠れていたりするシーンなんかは百歩譲るとして、下水道みたいな所を板を使って滑っていくシーンはちょっと自分の目を疑ってしまいます(タイトルの「無法辺境地帯」とはこの場所のこと?!?)。
全体を通しても、無声映画かと思うほど会話が出てこないし、夜のシーンの光の当て方なんかも誰が見たってド素人の仕事と言わざるを得ないと思います。
おまけに、馬が駆けるシーンが何度となく出てきましたが、早回しのしすぎでかえって不自然な動きになってしまっていたのも気になりました。
60分弱の短い映画なのだから、お尋ね者のパンドロをサクッとやっつけてスパッとフィニッシュに持っていければ良かったのに、死に方もイマイチだったし、更に残党が他から湧いて出てきてダラダラと話を引き延ばしていたのもダメだったと思います。
主人公として出た(?)ジョン・ウエインも絶対的なヒーローという感じは受けず、やや存在感が乏しかったように感じました。
西部劇の雰囲気だけは感じられたので、大甘の6点。[映画館(字幕)] 6点(2013-04-07 19:40:43)《改行有》
3. 無責任時代
《ネタバレ》 ストーリーは、主人公ヘーゼル・フラッグが不治の病に冒され余命いくばくもないと誤診されたことによって行く先々で過度に情をふっかけられるという話なのですが、何とな~くデジャヴが・・・。
これより前か後かは知りませんが、死んだことになっているはずの人が姿を現して驚かすというパターンなど、いくつかのバリエーションは存在してそうですね。
子供の合唱団に歌を唄われたり、パーティ会場でも注目されて要らぬ同情を買ったり、知らぬところで慈善団体が設立されていたりと、早く死ななきゃ都合が悪い事この上ないヘーゼルなのですが、中でも一番面白かったのは、プロレス観戦中に試合が一時中断になりテンカウントのゴングが鳴り響くシーンでしょう。この他にも、まだ生きてるってのに勝手に哀悼の意を込められてしまったりといった場面が色々と出てきたりして、この流れは面白かったと思います。
まぁ、有名人でも何でもない一国民の生死を新聞にデカデカと載せて世の中全体がそれによって盛り上がっていたりするなんて、平和で良い時代だったんだなぁと思いながらも、ラストのあっけない終わり方がイマイチだったので、チョイ減点。[映画館(字幕)] 6点(2011-12-20 00:24:33)《改行有》
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4 | 29 | 5.35% |
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5 | 85 | 15.68% |
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6 | 144 | 26.57% |
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7 | 166 | 30.63% |
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8 | 73 | 13.47% |
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9 | 23 | 4.24% |
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10 | 7 | 1.29% |
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