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1. 無法松の一生(1943)
《ネタバレ》 サイレントの伝説的な男優、阪妻を初めて拝見。
流石に古くてセリフが聴き取りにくかったが、大して影響は無し。
人力車の車輪が回るシーンを象徴的に挟み刻の流れを表現、随所に宮川カメラマンのカメラワークが冴える。
一本気な松が欲得など一切無く未亡人と息子に接し、ひたむきに尽くす生き様に胸を打つ。
運動会での激走、祇園祭の太鼓を見事に叩くシーンなど記憶に残る名場面が素晴らしい。
戦時中にこんな人情を前面に出した映画を作った当時の映画人の心意気には頭が下がる。[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-07-30 18:10:53)《改行有》
2. 娘・妻・母
《ネタバレ》 成瀬版「東京物語」ですが、その内容はずっとリアルに描かれる。
母親の還暦祝いで家族が集まり、心から祝って、表面上は幸せそうにみえるが
家族皆、何かしら問題をかかえており、長男の金銭トラブルで一気に破綻。
お金に余裕があれば、人にやさしくできるが、なければ母親でもシビアな対応に変わる。
人間って悲しいもんですね。時代が変わってもこれは永遠のテーマなのかな。
あと、成瀬映画の原節子は、小津作品より人間らしくて好きです。
最後に、このタイトルは何とかならんのか?余りにもセンスが無いように感じるが。[インターネット(邦画)] 7点(2020-05-14 15:49:51)《改行有》
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