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1. めぐり逢い(1957)
《ネタバレ》 婚約者がいるのに他の女から貰ったタバコ入れを切っ掛けにして第三の女と出会うという、けっこうゲスなところからスタートする物語。けれど、見続けるとこれが嫌みのない、ロマンチックな物語でなかなか良かったです。「禁断の恋」と「いつか終わる航海」の組み合わせはバッチリだし、NYに着いてからはエンパイアステートビルでの約束という新たなサスペンス要素が生まれハラハラします。約束が果たせなかった後の第三幕も、一体どう決着がつくのか見守っていたら、まさかまさかの怒濤の展開。映画全体が1本の線で繋がったような快感がありました。見事なクライマックス。シャレた映画ですねえ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-09 23:17:03)
2. めし
成瀬巳喜男はこれを含め5本しか見ていないけど、これが一番好きです。題材がわりと身近なものを扱っていて取っ付き易いし、笑いの要素も多くて楽しく見れます。成瀬監督の作品はこれに限らず、キャラクターがみんな魅力的ですね。小林圭樹と杉村春子がホントに良かったです。これを見終わったあとはしばらく「めし!めし!」・・・って感じで、頭の中はめしのことでいっぱいでした(笑)。[映画館(字幕)] 9点(2005-08-22 09:22:45)
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