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1.  明治天皇と日露大戦争 《ネタバレ》  タイトルがイメージさせるほど、軍国主義的な内容には思えない。いや、たしかに軍国なのだが、それが真実であるか否かは別として、不当に好戦的なわけではない。世界中が植民地主義のこの時代の国の方針を、現代の倫理で断罪するのは、公正な視点とはいえないし。だからそういった意味で、この映画に不満はない。かえって明治天皇の性格が、良い人すぎるのでは、とも思う。  だが、戦争に勝利して国民が浮かれて、お祭り騒ぎをしているシーンで終わるこの映画の、最後のナレーションが「今こそ我らは日本民族の誇りと力を合わせて、今後の世界平和の発展に貢献すべきであろう。」というのは、さすがにこじつけが過ぎるような気もする。が、敗戦から十年ほどしか経っていない国と国民の、偽らざる思いなのだと考えておく事にする。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-28 18:59:10)《改行有》

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