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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  メンフィス・ベル(1990) 『Uボート』の空中版。爆撃機の中だけの狭苦しい「戦場」での青春群像もの。でも結局は「勇敢さ」に収斂されていっちゃう。ヒロイズム讃歌。「戦争は良くないけれども、いろんな階級の人が平等に触れ合えるのはいいことだった」なんて意見に導きそう。カチンときたのは、そばに病院や学校などの民間施設があって誤爆してはいけないからと旋回するとこ。そりゃこのメンフィス・ベルはそうだったのかもしれないけど、そうだとしてもそれはよほど特殊なケースでしょ。東京と違いすぎるじゃん。最近のイスラム圏でも豪快に誤爆しまくってる。フジサンケイグループが絡んでいて(冒頭に「石田ナントカに捧ぐ」と出てのけぞった)ま金を出しただけだろうが、歴史の部分を拡大して全体を美化するあそこの歴史観となら通じ合うものがあっただろう。爆撃機が離陸するときの揺れ具合やバチンバチンというトタンを叩くような音にのみリアリティが感じられた。[映画館(字幕)] 5点(2013-12-04 09:49:19)

2.  メルシー・ラ・ヴィ ジョエルがみなに非難され、ある種の聖女伝説みたいな輪郭が見えたときに、この映画つかまえられた、って気になったが、ナチが出てきて「やっぱりよく分からない苦手なフランス映画」の様相を呈する。戦争の時代とエイズの時代とが重なってたみたいなんだけど。「いつでも困難はあるけど、だからこそ喜びが」ってな感じのラストシーンになって、おろおろする。あの憂鬱顔の車椅子のお父っつぁんが自力で坂道を走り降りていくラストにしてくれたほうが、気分が良かった。白黒とカラーが混ざるの、あんまり意味はなかった。作中の人物が「白黒のときにヤなことが起こる」って言ってたけど。医者と組んで街中に病気を撒く女の話のほうが面白いなあ。[映画館(字幕)] 5点(2013-06-07 09:43:42)

3.  メル・ブルックス/逆転人生 《ネタバレ》 ドシラソの音形に靴の進行が絡む冒頭。その靴はやがて浮浪者たちに奪われ、しかしラストではその浮浪者たちの行進がドシラソと鳴り響く。金持ちが賭けで30日間スラムで暮らすって趣向。黒人少年のタップを真似たりするギャグが続く。彼が本当は金持ちと知ったときに、浮浪者仲間にもうちょっと否定的なリアクションがあっていいんじゃないか。このころ日本企業がゴッホを大枚で買って話題になってたんでドキッとする場もある。いざりの男をショベルカーに轢かれたと思わせるので笑ったが、きつい笑いではあった。[映画館(字幕)] 6点(2013-01-29 10:29:29)

4.  めぐり逢う朝 鏡花の芸道ものの翻案だ、と言われれば、ああそうですかぁ、と納得しちゃうような話。師も弟子も、妻なり愛人なりの死によって、道を究めていく。師は求道家というより、妻を死なせた運命なり社会なりに対してスネているようなところがあり、芸術とは天上のものでありながら、この世のものごとに左右されるものでもあるんだなあ。そこらへんの芸術論の映画と見た。芸術はこの世に生きるためのもので、鎮魂の音楽でさえ耳にするのは生き残ったものたち、しかし芸術は芸術として純粋に閉じていきたがる表面張力のようなものも持っている。音楽は何のためにあるのか、と問われたマレは、すべての見えざるもののため? と答え、師はノンと言う。芸術のうち最も純度の高い音楽を巡って交される芸術論だ。好みとしてはもっとぶっきらぼうな演出のほうが良かったのでは。弟子マレが自作を弾いたとき、師が眉をピクリとさせるような、ああいうのはちょっと違うと思う。ドパルデューも薄化粧の有無に関わらずなんか違うなあ。[映画館(字幕)] 7点(2012-01-06 10:44:34)

5.  めぐり逢えたら この前の『恋人たちの予感』が、クリスマス・新年で終わったので、今度はそこから始まる。夢のような恋愛・運命的な恋愛、そういうものが失われた現代から憧れて振り返っているようなところがある。スタンダードナンバーに、ケイリー・グラントの『めぐり逢い』の世界。ケイリー・グラント、デボラ・カーの美男美女の世界を、庶民派のトム・ハンクス、メグ・ライアンでなぞり直すわけ。飛行コースがいちいちテンテンで出るのがおかしい。こういうのではそれぞれの振られ役をどうフォローするかってのが難しいんだけど、これもそれクリアできなかった。ま、分かっていてもエンパイアステートビルの屋上ではホロリとしてしまう。これは過去のC・グラントの時代に戻れてホロリとしているのか、T・ハンクスの現代でも運命の出会いがあり得ると思ってホロリとしているのか。[映画館(字幕)] 6点(2011-04-02 10:18:30)

6.  メランコリー 《ネタバレ》 原題「モルモット」のほうがいい。クリスマスイブから新年へのバカンスで、悪天候からラストで青空がのぞく仕組み。こういう“社交”を舞台にしたドラマってのがあちらは好きね。ロープウェイの中で、それぞれの独白が呟やかれたりする。惨憺たる私生活を抱えながらも「これは楽しいバカンスでなければならぬ」という社交の精神が優先される。立派なものだ。ジャクリーン・ビセットの女の直感が怖い。些細な発見からピンと亭主の浮気に感づき、亭主が言い訳しても「そう言われればそうだわ、思い過ごしかもしれない」なんてふうには全然考えないで、パッとその直感が確信に移行している、それまでの絶対的な信頼と同じように。これが怖い。そのあとでの“社交”、みんながエロ話をしているとこで、ジャクリーンが三角関係の話を淡々と語り、場が緊張してくるところがヤマか。女は怖いけど、またすぐ自殺しようとしたりもするんで、まことに厄介な存在である、というフランス人らしい微苦笑の映画。[映画館(字幕)] 6点(2009-12-08 11:57:52)

7.  MEMORIES 「彼女の想いで」は、『2001年』的舞台で『ソラリス』やってる、って感じ。人間が考える宇宙の果ては、けっきょく人の心に行き着いてしまう。廃墟趣味がいっぱい。宇宙船の中のオペラハウス、そもそも調査艇が下降していく時に「ある晴れた日に」が流れていたのだった。ザザッと乱れの入るホモグラフ、青空に錆びた鉄骨が突き出してきてたり。ぱさぱさになる薔薇の花束。半分融けたようなピアノ、ポンと叩くと世界が変わる。拍手する手だけが見える。おそらくラストの宇宙に漂う飛行士は、故郷の夢を見ているのらしい。薔薇の花びらが浮遊している。こういうイメージの連続だけでいく話は、下手すると空回りになってしまう危険があるけど、これは45分という時間もいいのか、いっきにいけた。と、これが科学の果てに心に辿り着いたとすれば、「最臭兵器」は最も形而下的な“ニオイ”に復讐される話。地方都市の細密な再現。面白いのは花が咲いちゃうとこで、車がひっくり返ってる脇が花園になってたりする。ラストの後で花園になってる東京の場があるはずなんだけど。「大砲の街」は、全体主義社会の日常を淡々と描いていく。ここにあるのは、世界と拮抗するのではなく世界に組み込まれてしまった童夢。ファンタジーかも知れないが、これが現実になっている国もあるわけで、そこが苦い。2-3-1の順にしたほうが座りがいいような気がするけど、ま、好みの問題。[映画館(邦画)] 8点(2009-11-02 12:06:53)

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