|
プロフィール |
コメント数 |
202 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*) 良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆
ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw
★好きな俳優★ M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。 |
|
1. メリー・ポピンズ リターンズ
《ネタバレ》 正直いってつまらない。
「シカゴ」で名声を得た監督だったが、材料が偉大すぎてどうしても「メリーポピンズ」と比較して「つまらない」という結論になってしまう。
終盤で「メリー、時間を戻せる?」と言われて「もちろん!」とメリーが余裕ぶっこいた顔を見せるも、その方法は特に魔法を使って世界の時間軸すべてを過去に戻すのではなく、街灯係の男どもに
「おい、君たち!ビッグベンの時計の針を、手動で5分前に戻してこいや!」
と命じるという超アナログ(しかも他力本願)な方法。
さらには、街灯係の男たちにハシゴで命がけの作業をさせたあげく「時計の針に手が届かないよー」となげくジャックを前に「しょうがないわね」と傘を使って空を飛ぶメリー本人が針をひょいと5分前に戻すという「だったら最初から自分でやれよ」とツッコまないではいられない、しょーもない台本というありさまである。
それ以上にしょーもなかったのは、ジャック役の俳優だ。
エミリー・ブラントはツンツンしたメリーポピンズのイメージは継承できているとして、バートと同等の立ち位置といえるメリーの相棒ジャックを演じる男優があまりにも華がなくショボショボでイモっぽい。
ビジュアル的に洗練度に欠け、表情も乏しく野暮ったくて見るに耐えないのが、この映画を根底から台無しにしていると感じた。
「メリーポピンズ」の世界観を壊さないよう、随所に配慮が感じられるのは評価できる。
たとえば冒頭のジャックの登場&歌唱シーンは、そのまま「メリーポピンズ」でバートの登場&歌唱(チムチムチェリー)のシーンを踏襲したものだと一見して分かる。
しかしその肝の場面で、バートが完璧にやってのけてたように”冒頭からイッキに映画の中に観客を引き込むパワー”があったかといえば、ないと言わざるを得ない。
もし彼がかつての「メリーポピンズ」でバートを演じていたディック・ヴァン・ダイク級の
イケメンかつキュートで洒脱で、表情豊かで生命力あふれる俳優だったら・・・と返すがえす口惜しい。
ディック・・・ディック・・・やっぱりディックがいなくちゃメリポピは成立しない・・・
そんな私の気持ちを察してくれたのか、「メリーポピンズ」で登場した銀行家のミスタードースじいさんの息子という設定の、
ミスタードースジュニアを演じていたのが、なんとそのディックだったという!
それがこの映画の唯一の見所だと言えるだろう笑
デスクにヒョイとお茶目に飛び乗り、オントシ92歳の彼がおどけた少年のようにタップを踏みながら歌う。
その数分のためだけになら、この映画は見る価値があると思う笑
ところで今さら知ったのだが、ディックはメリーポピンズでバートだけでなく、ミスタードース爺さんも一人二役で演じていたという衝撃。
どれだけ素敵な人なんだディック・・・[映画館(吹替)] 5点(2019-02-07 11:47:46)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》
2. メッセージ
《ネタバレ》 あの宇宙人たちは未来が分かり、3000年後に自分たちの星がえらい目に遭うから、地球人に助けてもらいたいので、
今のうちに地球人に”武器”を与える。
その武器とは抽象画みたいな墨文字。
それが読解できるようになると、未来が分かるというシステムらしい。
「さぁ人類の皆さん!ぜひ我々の言語をマスターして、その力で無事3000年後まで生き延びてくださいね♪」
かくしてあの言語の解読に成功したヒロインは、未来が見えるようになりましたとさ。
めでたしめでたし・・・ってなんじゃそらああああああッ!!!!!
つまらない。
いやほんとつまらない。ツッコミどころ満載。
特にあの宇宙人のタコ。ふざけてる。なめてる。
墨出して一緒にお話ししましょとか、もうコレってギャグの領域。
ヘプタポッドだと?
7本足で、ヘプタは7を意味するからヘプタポッドっていうのは、オクトが8を意味するから8本足のタコがオクトパスっていうのっぽくて面白いでしょみたいな、タコ偏愛主義者の自己満足なムードがイライラする。
そもそも未来が分かる言語を人類が理解できるようになったら、ヘプタポッド語の参考書とかドリルが出てバンバン売れちゃうだろうし、
カルチャーセンターで”ヘプタポッド語講座”で教えたりして世界中の人々が未来が見えるようになっちゃったら、占い師は全員廃業でしょう。
宇宙人どもは未来危機に陥る自分たちを助けて欲しいから地球人に未来予知能力を与えたけれど、
人類にとっちゃぁ、よそ者の宇宙人のことより
未来予測を使って金儲けに走るだけに決まってる、っていう未来を読めないのかこの宇宙人ども。
ヒロイン以外のジェレミーとウィティカにも、きっと何か後ですごい働きするって期待してたんですけど、特に何もなく。
存在感も薄い。
それこそジェレミーは「28週後・・・」での滅私的な活躍に涙しましたし、ウィティカは「パニックルーム」みたいな、優しい黒人を演じさせたら光るしで、この二人が軍人側として登場するなら、絶対、ヒロインを守って何かやってくれるぞ、と、タコに失望した自分は彼らに望みを託して期待をしていたのですが、最後まで特に、何もなく。
全体的に静かな雰囲気ですが、静かすぎて
「あなた、何を期待していたんですか?宇宙人とのファーストコンタクトの話しだと思ってたんですか?言語読解のプロセスで魅せる映画だと思ってたんですか?これは、もっと内省的な作品なんですよ・・・フッ」
って言われたようで、イライラする。
未来を知ったヒロインが、ジェレミーと結婚してもいずれ離婚することも、子供が生まれてもいずれ病死してしまうことも分かったうえで、あえてその未来を受け入れるという姿を見せ
「ヒロインのこの選択すごいでしょ、あなたにはできる?考えてみてよ。どうなの?え?」
っていうのが、この映画が言いたかったコトなわけですが、彼女の決断すごいでしょ、なかなかできるもんじゃないでしょ、というこれみよがしな主張も、それと価値観を同じにする人たちでなければ共感できない主張。
いや、私だったら、あえて別離ルートなど選択せず、
別のひとと結婚して、健康な子供を産んで孫まで抱きたいと思いますがね。
実際にもう生まれてきてしまった後ならば、誕生後に余命を知ってしまっても、生まれてきた以上は腕に抱く子に愛着が芽生え育っていくから、生んだことを後悔しないけれど
まだ頭の中に見える未来図の映像としてでしか見えていない子供に愛着は生まれないだろう。
実際におなかに9ヶ月宿して苦しんで産み落として、この腕に抱き触れ合ったわけではないので、特に思い入れは生まれないはずだ。
そのあたりの女の思考回路を分かっていない、でも女の思考を分かってるつもりでいる、母性を神聖視しすぎちゃってる男の原作者が勝手にイメージし、提示する”母性”は、まったくリアルではなく、妄想と虚像でしかない。
淡々としたSF映画で思い出すのは「ガタカ」で、あちらは相当お気に入りだが「メッセージ」は思わせぶりなだけで説得力もなく、トリッキーなパズル構成とスノッブなところだけがハナにつく。
ヒロインの娘の名前がハナだけにね。[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-02-21 11:47:05)(良:4票) 《改行有》
0 | 5 | 2.48% |
|
1 | 26 | 12.87% |
|
2 | 21 | 10.40% |
|
3 | 12 | 5.94% |
|
4 | 15 | 7.43% |
|
5 | 17 | 8.42% |
|
6 | 23 | 11.39% |
|
7 | 19 | 9.41% |
|
8 | 18 | 8.91% |
|
9 | 16 | 7.92% |
|
10 | 30 | 14.85% |
|
|
|