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プロフィール |
コメント数 |
65 |
性別 |
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自己紹介 |
不定期連載「どうでもいいランキング」
ミュージカル映画部門別ベスト5(ちょこちょこ変動してます)
曲の良い作品5傑 1 アニー 2 若草の頃 3 メリーポピンズ 4 オズの魔法使 5 オペラ座の怪人
ストーリーが面白い作品5傑 1 ヘアスプレー 2 アニー 3 レ・ミゼラブル 4 ウェストサイド物語 5 シカゴ
ミュージカルシーンへの入り方がナイスな作品5傑 1 ヘアスプレー 2 雨に唄えば 3 若草の頃 4 メリーポピンズ 5 シカゴ
衣装・演出・ダンス時の振り付け・その他総合的なミザンセヌ 1 ヘアスプレー 2 メリーポピンズ 3 雨に唄えば 4 チキチキバンバン 5 イースター・パレード
人物描写5傑 1 若草の頃 2 メリーポピンズ 3 シカゴ 4 ヘアスプレー 5 ブルースブラザーズ
神声1傑 バーブラ・ストライザンド
ミュージカル界に来て欲しい人 エフゲーニャ・オブラスツォーワ
その他 超独断&偏見
ルックスを「加点法」で評価すると最強な女優1傑 イングリッド・バーグマン
「減点法」で評価すると無双する女優1傑 エリザベス・テイラー |
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1. モロッコ
《ネタバレ》 もしも役者のタイプというものを大まかに①演技力がなくてオーラもない。②演技力はあるがオーラがない。③演技力はないがオーラがある。④演技力があってオーラもある。という4つに分けるとしたら、普通の役者さんというのは①→②→④の過程を経て成長していくものだと思うのですが、このクーパーという人は「いきなり③の状態でデビューして、しかもその後も生涯を通じて③のままの自分を貫き通した」という豪傑タイプの人だったのだと思います。ジョン・ウェインのように①→③の順に「成長した」のではなく、あくまでも最初から一貫して③だったというのが面白い人です。こんな人がひょっこり出てきたのは単に時代のせいでしょうか。あるいは、ズバ抜けたハンサムであるという条件と、デビューが遅かったという条件とが重なった事により、「俺は演技なんて知らない。だが長いモテモテ人生のおかげで女性のハートのつかみ方だけは経験で分かってるんだぜ~!」というような状態だったからでしょうか。ま、ともかくこの稀有の役者さんの特性が結果的に上手く生きたなと思えるシーンがあります。ディートリッヒからこっそり貰ったカギでクーパーがディートリッヒの部屋を訪れるシーン。ここのシーンでは、二人が腹の探りあいを兼ねた「カッコつけ合戦」ともいえるやり取りを交わすのですが、徐々にクーパーの方が、「む、これは相手の方が一枚上手だったか」というような感じで押され気味になり、終いには「いや、あんたにはまいったよ」という感じで一時退散してしまうことになるのですが、これが「オーラというハッタリのおかげで、ディートリッヒになんとか上辺だけは対抗して見せるが、全体としては、演技学校に通った事もあるディートリッヒの圧倒的存在感とのレベルの違いを見せつけられて、まるで子ども扱いされてしまう」という具合に、二人の役者としてのテクニックの差とシーンの内容とが上手くシンクロしてとても面白く観ることが出来るんです。スタンバーグがこのような効果をどこまで「意図的に狙って」作ったのかは私にはわかりません。例え結果的にだとしても、この二人による他の映画ではちょっと例がないと~ってもヘンテコな空気感は凄く面白い、貴重だ、ナイスだと私は思うのですが、どうでしょうか。確かに変わった映画で、万人に(特に若い人に)オススメ出来る映画ではありませんが、私はすっごく好きです。8点です。[地上波(字幕)] 8点(2013-10-01 21:26:16)
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