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プロフィール |
コメント数 |
293 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
PoorReviewにお付き合い頂きありがとうございますm(_ _)m 感動系・激情系・小説系・サスペンス系・お笑い系・ブログ系等々 色んな形のレビューがあってもいいと思う。
ここ最近のレビューは主観的な目線から客観的な目線に変わりました 例えば、【あれが嫌い】【これが好き】【何かの作品に似てる】 【何々を足して2で割った様な…】【現実的に有り得ない】 【脚本がバラバラ】【駄作】【クソ映画】等々、 ワザと狙ってコメしない限りはもうやらないですね┐(´~`;)┌
素人の目で批判ではなくレビューを心掛けますd(°-^*)⌒☆ |
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1. もののけ姫
この作品は壮大なスケールで日本の「失われた過去」を精緻なディテールで描いている。
照葉樹林の世界観や蝦夷王国の実態・室町時代の時代考証・タタラ製鉄と石火矢、
原始太古から棲みついていた森の神々等、人間社会中心の歴史の流れの中で
全て日本人の記憶の彼方に忘れ去られた事象を映し出している。
そこに現代社会を透過した「自然と人間との相関性」という
普遍的テーマを裏付けることにより映画版ナウシカから13年目に
敢えて一つの決着を現したのではないだろうか。
デフレ不況の昨近、かつてないどん底の渦中に居る現代ではあるが
公開当時1997年の日本は今以上に経済的/政治的/環境的にも窒息した状況下であり
正に先の見えない絶望感の真っ只中だった。
この作品に於けるキャッチ「生きろ!」の意味。
それは来る21世紀を前にした逼塞感漂う現代社会に向けた強烈なメッセージなのだ。
たとえ絶望的状況下においても一縷の希望を持ち己を見失わず
真実の可能性を見い出しながら命ある限り逞しく生きて行かなければならない。
それが正にリアルな意味での「生きろ!」という命令形で表した
宮崎駿の切実な想いだったのであろう。[映画館(邦画)] 9点(2005-07-13 11:43:08)《改行有》
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8 | 26 | 8.87% |
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10 | 13 | 4.44% |
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