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プロフィール |
コメント数 |
385 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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1. モンスーン・ウェディング
《ネタバレ》 インドの富裕層の結婚式に絡めて、さまざまな人間模様を織り込んでいくヒューマンドラマです。結婚式には、その土地の、夫婦のあり方であり、家族のあり方であり、コミュニティのあり方であり、土地の風俗でありが凝縮されているので、面白くないわけもないわけで。まあ鉄板です。登場人物は、我々が想像する典型的インド人よりも肌が白い人が多く、白人との混血が多そうなのですが、実際に富裕層に混血が多いのか、役者層に混血が多いのか、キャラを立たせるため役者を選んだら、そうなってしまったのか、よくわからないところです。イギリスが統治していたので、イギリス系との混血はあるのでしょうが、以外とラテン系が混じってるのではないかと感じました。嫁の親父などはちょっと南米系の顔立ちで、言うなら古谷一行です。嫁の母親などはほとんど白人で、言うなら木の実ナナです。かと思ったら、メイド娘が松尾嘉代だったりと、挙げたらきりがないのでやめますが、やたらと国際色が豊かな感じです。すごく・・・バタ臭いです。[DVD(字幕)] 6点(2024-03-05 18:42:12)
2. 魍魎の匣
《ネタバレ》 原作既読。なんか全体的に、重要な部分が切り捨てられていて説明不足感がある割に、不必要な部分がくどい印象。ミステリ部分を大胆に切り捨てているのは、時間の都合上仕方ないと思いますが、本作品のイメージの核でもある劇中作、久保竣公の「匣の中の娘」を切り捨てたのは、作品の求心力が保てず失敗だったかなと思います。消化不良で、世界観の深みが出せないまま、結局は、ありがちなマッドサイエンティストの話になっていて、しかも、そのアジトを意味もなく破壊することで、随分と安易にカタルシスを得ようとしたものだなと。原作が、箱のような分厚い本に、色々な話が複雑に絡み合い、それこそ、みっしりと詰まっているのに対して、随分と薄っぺらく感じられるものだなと。部分的には、いいところもあるんですけどね。セットやロケーションなどの当時の景色づくりは、意外と頑張っていて、安っぽい感じはなく、いい雰囲気が出ていました。キャストは、堤真一の京極堂、阿部寛の榎木津、椎名桔平の関口などは悪くないと思いました。一方、宮迫博之の木場修と宮藤官九郎の久保竣公は安っぽくて残念でした。役者よりもキャラ設定や演出の問題で、同じ配役でも、もう少し何とかなったはずなのになと。あと、柚木加奈子役には、普通に美形な娘を選べば良かったんじゃないかと。浮き世離れした役で、演技なんてあまり関係なさそうなだけに。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-27 20:58:12)
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