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1. 野性の夜に
同じシチュエーションで主人公が女性だったら、おそらくこういう行動はとらないでしょう。こういう女性がいないとは限らないけど、映画の主人公にはなりえないでしょう。[ビデオ(字幕)] 4点(2006-05-28 23:24:17)
2. 病は気から 病院へ行こう2
看護師の友だちから「ひどすぎる」と聞いていたのに、「見なくちゃわからないから」と借りてしまった1本。思いきり後悔しました。忠告に素直に従っときゃよかった。但し彼女ははっきり「不快だ」というとこまで言ってくれなかったんですよね。私はこのレビューで言いたいと思います。病気の深刻な「つらさ」を笑いに転化しようなんていう発想は、その「つらさ」の中身をよくわかっている人以外は、やっちゃいけないことです。身をきざむほどつらいことを茶化されているようで、映画を観てこの手の不快を味わうほど、イヤなことはありませんでした。
病気や病人に対する冒涜だと思います。滝田監督作品では「僕らはみんな生きている」や「秘密」、そしてこの作品のパート1はどれも楽しめましたが、これが同じ滝田作品であることが、どうしても信じられません。絶対にお勧めできない1本です。 1点(2003-12-17 09:18:09)《改行有》
3. 約束(1972)
《ネタバレ》 なんともユニークな俳優が出現したと思わせた、萩原健一の本格デビュー作。(本格、というのはその前のグループサウンズ時代のアイドル映画出演があったから。それが演技者になっていくきっかけだったのは想像に難くないところですが。)フランス映画のようなおしゃれさ、ダークさがありつつ、舞台が北陸、というフシギなバランス感覚に、当時すごく興奮を覚えたものでした。萩原がゆきずりの年上の岸に寄せるなつき方、その無邪気な笑顔、過去のある役柄ゆえかそうではないのか、むしろ今より老けた表情だった岸の、しかしシワさえ美しいお顔、ポケットに手を入れて歩くリンとした姿勢、足のラインの美しさ・・どこをとってもホレボレでした。ゆきずりの情熱を瞬時にして燃え上がらせながら、逃避行とはならず、岸が大人としてふるまい、そのことがまた新たなドラマを生んでいく、スリルとテンポがたまらなかったです。まあ解せなかったことも1つや2つはありますけどね。彼女の「過去」の生まれた経緯と、それから「模範囚だから特別許可で肉親の墓参りに行ってよし」なんて規則、聞いたことないけどなあ、ということ。でもまあいいんですよね、これは映画なんだもん。(これを書いた数時間後のTVニュースで知りましたが、日本でも刑務所から一定の範囲で外出、外泊できるようにしましょう、という提言が本日なされたようですね。何という偶然! この映画、とっても新しい人権感覚を先取りしてたんですね) 8点(2003-12-08 22:50:37)(良:2票)
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