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プロフィール |
コメント数 |
2598 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://tkl21.com |
年齢 |
43歳 |
メールアドレス |
tkl1121@gj8.so-net.ne.jp |
自己紹介 |
「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。 映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。 |
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1. 柳生一族の陰謀
時代の流れの中で度々生まれる悪意に満ちた陰謀、将軍家継承における柳生但馬守のそれを壮大に描く。素晴らしいのは、明らかな悪意をメインに描きつけた潔さである。劇中、陥れられた西郷輝彦演じる家光の実弟忠長の「善か悪か誰が決められよう」という台詞が印象深い。そう、善と悪が入り乱れ、あらゆる思惑と陰謀が渦巻く時代の流れの中で、どちらが善悪かなど認識することは不可能であり、無意味だったのだと思う。生き残った者が、そして綴られる歴史がすべてだったのだ。存在感溢れる俳優が揃い、深作欣二が大いなるパワーをもってまとめあげた大河に圧倒された。10点(2004-03-24 15:55:56)
2. 野性の証明
大いに「矛盾」しているが、僕はこの映画が「好き」なんだと思う……。
高倉健の男気に10点
薬師丸ひろ子のアイドル性に10点
夏八木勲(夏木勲)の正義感に10点
成田三樹夫の睨みに10点
舘ひろしのどら息子ぶりに10点
三國連太郎の厭らしさに10点
松方弘樹の極道自衛隊っぷりに10点
丹波哲郎のお決まりの特別出演ぶりに10点
“手斧”のみで繰り広げる大殺陣シーンに10点
稀代のアイドルの砂浜かけっこシーン(妄想)に10点
「お父さーーーーん!」に10点
戦車隊に突っ込む決死のラストカットに10点
社会派サスペンス巨編!+アイドル映画!+任侠映画!+自衛隊アクション映画!
全部が混じり合って、見事に“相殺”しあって、結果「0点」!
いやあ、見事だ。
これは決して「皮肉」ではなく、ここまでのものを見せるのであれば、“映画作品”として最低点だとしても、「見事」としか言いようがない。
もはや何のかんのと難癖つけることも無粋。
問答無用の「ザ・角川映画」の超大作を目の当たりにして、最高点か最低点のどちらかを付けて終わり!
それがこの映画に対する礼儀だ。
というわけで、いくらでも点数の付けようはあるのだけれど、「敬意」を込めての最低点![インターネット(字幕)] 0点(2013-10-10 00:28:57)《改行有》
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