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プロフィール |
コメント数 |
204 |
性別 |
男性 |
年齢 |
47歳 |
自己紹介 |
専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)
最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。 |
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1. ヤングガン
西部劇なんて普段見ないのですが、意外に面白くていいですね。単純な中に、少しの若さからくる苦悩でしょうか。5点(2003-12-27 22:10:06)
2. 野性の夜に
《ネタバレ》 ここで3人目の満点をつけることに、躊躇はありません。この映画は素晴らしい、多くの人に観て頂きたい名作だと確信しています。この映画には、AIDS、同性愛、右翼といった幾つかの問題を孕んでいますが、最終的に観るものに突き付けているのは「いかに生くるか」に尽きます。このテーマを真正面からぶつけているこの作品に、僕は最高の点数をつけざるを得ない。フランス映画で、僕はいくつかの同性愛映画を観てきました。そこではホモ(同性間)とヘテロ(異性間)の違いや関係を通して、セックスや恋愛、差別や社会との隔絶を描いているのですが、この作品ではさらに一歩踏み込んだ描き方をしています。鬱屈した毎日につきまとう死への恐怖、そして逃れられない不幸。醜いホモのうたう歌が、「そのようにしか生きられない不幸」宿命ともいうべき、人間の根源に付き纏う悲しみを浮かび上がらせます。また、17歳という少女ローラが、真実の愛を求めて苦悩し、またAIDSという問題を抱えて壊れていく過程は、ベネックス監督の「ベティ・ブルー」を連想させます。自らの全てを投げ出しても得られない愛。独占、恨み、躊躇、苦しみ、その先で自傷に行き着くまでは同じような展開なのですが、さらに17歳という年齢からくる弱さによる、相手まで呪わざる得ない心の脆弱さを加えている事に、シリル・コラール独自の変化を感じます。そしてこの映画のキーパーソンであるサミーの鬱積した感情。若さという一言では片付けられない苦悩や情欲、愛。ジャンの持つ生への固執、才能への不安、怠惰、虚無、家族の愛、そして死への恐怖。最後のエンディングで、それらの全てが昇華し、一つの答えとしてジャンの口から語られた事で、この物語は完成しました。10点(2003-12-21 22:02:59)
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