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1. 八つ墓村(1977)
村人に騙されて殺された夏八木さんのメイクを見た瞬間、台無し…と思ったのだが、飛行機がお空を飛ぶ時代に、数百年前の怨念話を信じ、農機具片手にタツオを始末してしまえ~と暴れる村人たちの姿を見せつけられると、この村は異時空間の世界であり、タツオも金田一も、別世界に足を踏み入れたってことかも、と思え、メイクも、あの世界ならアリだわね、と思えた。
渥美清さんバージョンの金田一はどうなのか。…この作品での金田一は、ただの語り部だったじゃ~んと思ったし、物足りない気もしたのだが、フケだらけの頭髪を掻き毟るしぐさや、また殺されてるぅ~の場面で「えええっ!!!」と慌てふためく場面、ラストでの美しい女性との別れ、警部とのやり取り等々のお決まりのシーンが無かったのは、かえって新鮮だった。他の作品同様、事件の謎解きだけが金田一のお仕事である。殺人を防ぐことは無い。情報を収集・整理して、事件の本質を探り出し、登場人物と観客にそれを説明するだけだ。となると、この作品の金田一は、本分を遂げていると思う。お決まりのシーンが無い方が、すっきりしていていいとさえ思った。タツオが必死に逃げている時に、洞窟前でのんびりと解説してる場合じゃないだろ、と思ったが、ラストシーンで、タツオの実の父親の生誕地に関する話が出てきたわけで…「タツオを見殺しにする気か~!!!」と怒り心頭してしまった人たちは、そこを見逃しちゃうかも。なぜ、タツオがミヤコから逃げおおせたのか…この部分は、怨念に血塗られた物語の中の、一筋の光明かもしれないのに。その部分を見逃す可能性があるというのは、非常に残念。ラストシーンって、本当に大事だね。7点(2004-06-14 09:22:48)《改行有》
2. 山猫は眠らない
なんでこんなに地味なんだ~と思いながら見続けているうちにハマりました。専門用語が分からなくても、その世界を垣間見れる作品に仕上がってると思います。
7点(2004-04-22 21:22:20)《改行有》
3. 山猫は眠らない2 狙撃手の掟
スナイパー一筋だった男が一般社会に適合できない姿を、渋さと孤独感だけにまとめていなかったところに好感を持てた。
ベケットの醸し出す緊張感が前作よりも劣って見えたのは、演出の賜物なのか単なる失敗なのかは分からないけど、前作を上回る作品を作ろうというような妙な意気込みを感じなかったので良かった。
…トムベレファンの友人がいればお勧めするんだけどな…。6点(2004-04-22 21:15:40)《改行有》
4. 野獣教師
タイトルからして期待していなかったので、こんなもんでしょーという感じ。砂浜での大男との格闘シーン、スローモーションかと思ってしまいました。トムベレ好きなんだけどな…どうも、彼の出演作は…垢抜けないものばかりで…主演がトムベレだからか…トムベレが垢抜けないのか…認めたくないが…はぁ~…。4点(2003-12-22 23:07:09)
0 | 1 | 0.42% |
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1 | 6 | 2.52% |
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2 | 5 | 2.10% |
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3 | 19 | 7.98% |
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4 | 39 | 16.39% |
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5 | 36 | 15.13% |
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6 | 48 | 20.17% |
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7 | 36 | 15.13% |
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8 | 32 | 13.45% |
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9 | 8 | 3.36% |
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10 | 8 | 3.36% |
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