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1. 野獣暁に死す
マカロニブームの発端となった「用心棒」に出演していた日本人が今度はマカロニに出演という奇妙な因縁は面白い。初冬の荒野を舞台にした西部劇らしからぬ寒々とした雰囲気等は捨てがたいんだけど、復讐モノ一辺倒として作るにせよ肉付けが足りないせいか単調で物足りない。何かしでかしそうな危ない雰囲気を漂わせている仲代氏の悪役も、結局はそれ以上でも以下でもないしね。メキシコ人と日本人の混血という設定らしいけど、それならいっそのこと西部にやってきた日本人で周囲の白人から蔑まれた怨恨で悪人になったとかそういう肉づけもありかなと思う。日本人が異彩な存在感を放っているマカロニとして記憶に残る作品であることは間違いないだろうけど、結局のところそれ止まり。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-03 22:56:10)
2. ヤング・ブラッド
邦題に関する疑問はクリムゾン・キングさんのレビューを読んで「ああ、なるほど」と思いましたのでまあ置いといて…。
『三銃士』を香港のワイヤーワークを取り入れるといういう発想そのものは素晴らしいものの、全体的に起伏や冴えた演出が無いので全く盛り上がらず、重厚感にも欠けていたのが敗因。
銃士たちも主役のダルタニアン以外は大雑把に描かれているので物足りなさを感じてしまいます。
一番目立っていたのは銃士たちの中の誰でもない、女王を演じたカトリーヌ・ドヌーヴでしたな。
あまりにも唐突なフェブルの死に様や梯子を使った決闘等、過去に熊欣欣が拘わった作品との類似点が多いのはご愛嬌。[DVD(字幕)] 5点(2006-02-22 17:25:43)《改行有》
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3 | 21 | 11.80% |
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5 | 51 | 28.65% |
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