みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ヤギと男と男と壁と 《ネタバレ》 オビワンが出てきてジェダイとかダークサイドという単語が飛び交います。なんだか新興宗教の顛末記のような体裁ですが、胡散くさいというより飄々とした涼やかな味わいがありました。ヤギの倒れ方とか、好きですね。クスクスと笑う作品です。反戦や反兵器なんてお題目を意識するとすべって映りますが、肩の力を抜けばちょっといいことも言ってます。ユニークな映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-02 02:20:12) 2. 山形スクリーム 超弩級に暑苦しく、超弩級に笑えません。竹中直人の笑いって、こんなにくだらなかったか?[CS・衛星(邦画)] 1点(2010-12-26 23:37:03) 3. ヤッターマン(2008) 《ネタバレ》 オリジナルのシリーズは「タイムボカン」から入ってずっと観てましたが、ファンという程の執着はなかった。その中途半端な観賞態度が幸いしてか、自分には特に粗が見えず、これは充分に及第点を付けちゃいます。観ていて楽しかったもんね。ドクロベーを入れても10人に満たない登場人物がほぼ均等にキャラの個性を主張してます。真面目なゲストキャラのはずの翔子をビジュアルでずっこけさせるのが効いてました。オリジナルでは蚊トンボみたいな体型でキーキーとうるさい奴だったドロンジョが肉感たっぷりに変身して、しかも健気さを漂わせるラブコメをやってくれる。なんと平和なドタバタであることか。深田恭子は特に注目する女優でもなかったんだけど、出て来るカットの瞳がすべてキラキラ輝いていて、その瞳に惚れてしまいました。いや、胸元にも惚れましたが。自宅ではCSをHDDに録画して観ていて、いつも見終わった映画はすぐに消去するんだけど、本作はその手が止まりました。別れ難い愛しさを覚えたからです。たぶん深田ドロンジョ恭子に惚れたからですね。その心情に何点かプラスした評価です。[CS・衛星(邦画)] 8点(2010-12-13 23:50:42) 4. やわらかい生活 もう10年以上前の話だけど、自分のいとこの女性がこの映画の主人公と同じくらいの歳でビルから飛び降りて死にました。鬱病でした。そんな経験があるからか、この映画はタイトルが示すような生やさしいものに思えなかった。足元の定まらない生活をしている主人公に、自分は終始、死の影を見続けていました。周囲に何人か相手をしてくれる男はいたけれど、最終的には孤独の中に漂って終わった。彼女の10年後が想像できない。精神を患っていなくても、主人公の年代で同じような境遇の女性(に限らないんだけど…)は世の中にたくさんいる。その人たちがとても危うい存在に思えてしまう映画でした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-11-14 02:57:50) 5. 闇の子供たち 《ネタバレ》 臓器売買と児童買春の共通点は売る側の貧しさ。相違点は買う側のスタンス。双方、買う側に需要があるから起こる悲劇というより問題は貧困にある、という感想です。でもこの映画、なんか中途半端だぞ。自分はCSで観たのだが、エンドクレジットの後に「この映画はフィクションです」というテロップが入った。その瞬間に、どういう態度で臨めば良いのか分からなくなった。この種の映画は作り話と言い切られると、鑑賞意義が激減する。同列には語れないけど、マイケル・ムーアの映画がフィクションなら観る意味が無いよね。せめて「実話を元にしたフィクション」くらい言って欲しかった。原作がある作品だけど、製作陣はもっと取材するなりして、ある程度の現実を見極めてから取り掛かるべきではないか? とりあえず撮りましたって印象で、劇中でうるさく言ってるジャーナリスティックな視点が映画自体からは全く匂ってこない。中途半端という意味では、江口洋介の立ち位置も中途半端で、放り投げたような自殺でした。[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-09-10 00:53:22)(良:1票)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS